Mr.エレクトの独り言 フィクション

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

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ミステリー小説「恐怖映画」その①

その映画は、いつ作られたともなく、誰も知らぬ間に、映画会社のフィルム倉庫に保管されていたと言う。

物好きな男性社員が、古いフィルムを検査する際、ほんの興味本位で、その映画を観たのが、すべての始まりであった。

それは、何と言う事の無い、古典的なホラー映画だったのだが、その男性社員は、その映画を観終わるや、急に具合が悪くなり、珍しく早退したのである。

翌日。男は、その映画に、何か不吉なものを感ぢつつも、どうしても、もう一度観たくなり、仕事の合間に、またもその映画を観てしまった。

ところが、その日は、身体の具合も悪くならず、むしろ、昨日は気づかなかった、その映画の魅力を発見し、男は来る日も来る日も、その映画を観続けた。

しかし、そんな所業が、何日も続けられるはずも無い。ほどなく、その奇行は、男性社員の上司の知る所となる・・・。

上司は言った。

「お前、なんでそんな映画ばっかり観てるんだ。」

男性社員は、こう答えた。

「それが、私とイタシマシテも、何とも不思議としか言いようが無いのデス。しかし、どうしても、もう一度、またもう一度と、観たくなってしまうのでありマス・・・。」

何を言っとるか・・・と言わんばかりに、呆れ顔を露にした上司だったが、それでも、どこか好奇心をくすぐられたのか、それぢゃあワシも・・・とばかりに、部下に指示を出し、その映画を鑑賞する事と相成った。

・・・すると、映画が進行するにつれ、上司の顔つきが、みるみる変わって行くではないか・・・。

「こっ、これは・・・!!」

(つづく)
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「不謹慎な広告」

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当方、この度、家族計画に失敗イタシマシテ、子供が出来てしまいマシタ。つきマシテは、もらって頂ける方を募集しておりマス。現在、妊娠6ヶ月、母子共に健康な状態デス。念のため、私達のデータを、以下に記しておきマス。

父(私):最終学歴・・・知能指数・・・健康状態・・・運動神経・・・容姿・・・家系・・・。

母(妻):最終学歴・・・知能指数・・・健康状態・・・運動神経・・・容姿・・・家系・・・。

ちなみに、女児の場合は、ロリコンの方等、多数の応募が予想されマスので、厳正なる抽選を行いマス。場合によっては、オークションの開催も検討中。

男児の場合も、応募が複数となった場合には、抽選とさせて頂きマス。

双子以上の場合は、必ずセットにて。バラでのお譲りはイタシテおりマセンので悪しからず。

返品不可。お譲りする品の性質上、成長後の苦情は受付イタシかねマスゆえ、ノー・クレーム、ノー・リターンにて。また、注文受付後のキャンセルは、固くお断りイタシマス。

なお、流産した場合等、抗し難い状況が起きた場合は、お取引きを中止させて頂く場合も御座いマスが、その節は、何卒、ご容赦下サイませ。

それでは、優しい方、裕福な方のご応募、こころより、お待ちイタシテおりマス。

どうか、私達の子供を幸せにしてやって下サイませ。

(おしまい)

本当の恋

ある日、警察署に、ひとりの女性が駆け込んだ。

いわく、男に監禁され続け、今やっと逃げ出したそうだ。

警官が慌てて自宅に乗り込むと、男は死んでいた。

そして、近くには、ついさっきまで看病していた痕跡が・・・。

そう。逃げた女性は、つい先程まで、男を看病していたが、ついに男が息絶えたゆえ、やっとの事で、長い監禁生活から解放されたのだ。

聞くと、別に手錠をかけられた訳でも無く、ロープで縛られた訳でも無く、買物もトイレも自由に行かせてもらえた様だ。

それでは、何故、今まで逃げなかったのか?

その女性いわく、男のやさしさと甘い言葉に騙され、ついつい、婚姻届けに捺印してしまったため、今の今まで、別れる事が出来なかったと言う。

そして、男が老衰で死ぬまで、60年もの間、男の家に監禁されていたそうだ。

女性は、現在83歳。

しかし、監禁罪を適用しようにも、夫は既に死んでいる。

「違うのよ~。私が訴えたいのは、国よ、国。」

女性は、国を相手どり、女性を家に監禁してしまうかの如き、結婚と言う制度に対して、訴えを起こしたいと言う。

何と、その女性は、結婚した後に別れる事も可能な、離婚と言う便利な制度がある事を知らなかった模様。

それで?と警官が問うた。

「おばあちゃんは、監禁されている間、つらかったの?」

女性いわく、「そうねえ、つらい事も多かったけど、まあまあ幸せな方だったかしら?」

「でもねえ、今更、自由に恋愛の出来る年齢(とし)ぢゃ無いし・・・。」

そう言うと、女性は、昂ぶる感情を押さえきれぬかの様に、床に泣き崩れて、こう叫んだ。

「わたしは、もっともっと、本当の恋がしたかったのよ~・・・。」

(おしまい)

★皆様も、国家の仕組んだ、結婚と言う名の“恋愛詐欺”には気を付けましょう。

童話教育「子無きジジイの子育て奮闘記」⑥

さて、父と子の討論も、もはや佳境。父子水入らずの闘争の結末や如何に・・・?

ムスコ「早く~!!各国の人生ゲームとやらを用意してよ~ん!!」

チチ「おっ、そのボケ良いぞ・・・。違うわい!!各国ぢゃのうて、苛酷な人生ゲームぢゃっちゅうとんのやって。」

ムスコ「ちぇんちぇい、それ、どうゆう事なよのさ?あっちょんぶりけ。or ちゅうりっぷのあっぷりけ。」

チチ「うぉっほん。それでは発表イタシマ~ス!!」

私は、まるで巻き物をひろげる様な手つきをした後、おもむろにこうつぶやいた。

チチ「いやなら出てけ!!コンニャロ!!アンニャロ!!クソヤロ!!バガヤロ!!・・・むっほん!!」

ムスコ「え~!!そんな~!!戒厳令も敷かずして、イキナリの空襲警報並のビックラコンすぎる出来事及びポツダム宣言並の大ショックのパ~でございまする~。よよよ・・・。」

チチ「それ、ちょっと、面白い・・・。ウォッホン。ええか、ムスコよ。よう聞きタモレ。我が家、すなわち我国では、わしが実権を握っとるわけであって、そのワシの言う事が危険・・・もとい、聞けんっちゅうんなら、お前が出てけ!!と言われようと、文句のひとつも言えずに、絶対服従するか、自由な新天地を求めて、出て行くしか無いって事よ。生殺与奪権は、あくまでも、ワシの手にあるっちゅう事ぞえ。」

ムスコ「ええ~!!そんなファッショな政策が許されてよいものなの~!?ぼっくん、断固抗議するからね~!!」

チチ「偉い!!よう言うた!!それでこそ、ワシのムスコ。ええか、ムスコよ。ワシは、もしもおめえが、黙って出て行くつもりなら、寝たふりしてる間に出て行ってくれ~!!と、ジュリーを気取るつもりぢゃったし、その逆に、もしも、もしも、もしもだぜよ、おめえが、ワシの命令に絶対服従しようもんなら、そん時ぁ、そん時ぁ、テツヤ、そん時ぁ、お前、死ね!!・・・と、母に捧げるバラードが聴こえて来るかも知れんかったぞなもしかして。」

ムスコ「チチギミ!!拙者、チチギミについて、大層、誤解しておりマシタ!!」

ひしと抱き合い、将来を誓い合う、チチとムスコ。ああ、涙無しでは語り明かせぬ今宵、今宵の月も久しからずや・・・。

そこへ、再び、ママン登場。

ママン「あらあら、二人とも、そんなこんなでもう午後8時。ご飯も出来たし、食卓に全員集合~!!ってか?」

チチ&ムスコ「わ~い!!おなかすいた~!!」

そして、いつもと変わらぬ一家の団欒。ああ、この家族に幸あれ。

(おしまい)

イキアタ・リバッタリー著「ヘンな親子」より。


「あとがき」

スミマセン・・・。何も考えず、書きマシタ。テヘヘ・・・。

童話教育「子無きジジイの子育て奮闘記」⑤

ムスコ「それにさあ、教師を負かせば101点だって、チチギミはしつこく繰り返し言いんしゃるけっども、だからって、結局、百点満点のテストは百点満点であって、更にほめられ行為をプラスされる事が無きにしもあらずとしたトコロで、101点と赤ペンで書き添えられる事は、ネバー・ナッシングぢゃ無いの?」

チチ「あああああ、101点っちゅうなあ、ものの例えよ。ええか、ムスコよ。ワシがガキの頃はのう。授業中だろうが何だろうが、納得行かねえ事、疑問に思った事は、すぐに教師に問うて、答えられなくて困り果てる教師をいぢめてタノシンぢょったもんぢゃて・・・。」

ムスコ「ええ~!!そんな事したら、超ヒンシュクの超嫌われ者になっちゃうよ~。」

チチ「私は、それで学校を退めマシタ。」

ムスコ「でしょ?でしょ?でしょ~ん!?」

チチ「まあ、そん時はそん時よ、それによ~、あのエジソンだって、小学校をクビになって、自宅でママにお勉強を教わってたんだゼイ!!ベイベエ!!」

ムスコ「エジソンと、チチギミから生まれたぼっくんを一緒にしないでよってばサキカラーゲ!!ジュッパヒトから揚げ!!」

チチ「まあ、ええわい。おめえが百点なんぞで浮かれとるうちに、ワシはワシで、おめえに対し、苛酷な人生ゲームを用意した。」

ムスコ「何?何?それって、新しいゲーム・ソフト?もしも糞ゲーだったら、実のオヤジとは言え、勤続20周年記念の灰皿で、頭を殴打しちゃうよ。」

そこにママン登場。

ママン「あらあら、パパとバカボ・・・ぢゃなくて、チチギミとムスコったら、そんなに興奮して、何を語り明かそうとしているの?」

ムスコ「あ~ん!!ママン!!ぼっくん百点取ったのに、チチギミったら、全然誉めてくれないどころか、無理難題ばっか、ふっかけハイスクール・ロックンロールなんだペッチャ!!」

ママン「あら、それは面白そうでゴザイマス事。~オホホホホ・・・。」

そう言い残すと、ママンは台所へと去って言った。

居間に残されたチチとムスコの今後は?そして、チチギミいわく、苛酷な人生ゲームとは、一体如何なるシロモノなのであろうか・・・?

その続きは、また今度・・・。
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