Mr.エレクトの独り言 2005年04月03日

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

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死へ向かう列車

本来は、本音を語るためゆえの場において、建前しか言わないのは、何故?

乾いた大地に、水をしみこませるかの如く、甘言は囁かれる。

喉が乾いてやまない者には、毒水さえも、天使の奏でる福音の調べに聞える事だろう。

それが、死神の接吻だとも知らずに。

ああ、今夜も、生まれたばかりの自由な魂が、まだ目も開かぬ無垢な情熱が、手足をもぎとられ、死へ向かう列車の指定席に磔にされるのが見える。

死に逆らわずして、何故に生きていると言える?

反逆せずして、何故に表現者を名乗れる?

破壊せずして、何を創造出来る?

ああ、今日も。そして、いつだって、面白くねえ!!
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バンド分裂考

ライヴハウスによって出音は違うが、同ぢライヴハウスでも、ミキサーの人が異なると、えらく音色や音圧が違うもんだ。

先日、某ライヴハウスに出向いたのだが、前回は、ドラムの音がなんだかシャカシャカして、某バンドの野獣ドラマーの猛獣っぷりが、半減させられており、小屋に対し憤慨したが、今回はバッチリだった。とは言え、そのバンドの演奏自体は、少々荒い部分もあったのだが、小さくまとまってしまうよりは、全然オッケーである。本気でやっていれば、いやでも上手くなるのだから、やり初めのうちから、型にはまる必要は無い。

公務員みたいなバンドや、コスプレみたいな音楽には、もう、うんざりしきってるんだ。

また、当日は、他のバンドの音も、いつになく重く、ハードであった事からも、多少は、室内の空気の違いと言う要因もあろうが、やはりミキサーの力量では無いかと思われる。出演者には、その件も、すぐに指摘したので、次回からも、あのミキサーを指名すべきだろう。そうでなければ、自腹を切ってまでライヴハウスに出演する意味が無い。メジャーなバンドであれば、レコーディングに特定のミキサーを指名する事は、当然の行為なのだから。

しかし、色々と考えさせられる事の多い一日であった。

バンドの面白さと言うのは、やはり、そのメンバーでしか有り得ない組み合わせの妙であり、そのうちの誰か一人が欠けても、その善し悪しは別として、違う生き物になってしまう。メジャーなバンドでも、あるメンバーが抜けるや、人気が下降する事も、決して珍しくない。しかし、他人同志が集まって、創作行為に限らず、何かをすると言う事は、その関係を持続する事の難しさに直面する事も多く、それが良い方に働く事もあれば、馴れ合いに溺れ、緊張感を失くしてしまう事も多いゆえ、そのバランスと言うのは、はたから見るより、実際には、相当な苦労と困難があろう事は想像に難くない。

まあ、完全に、特定のあるバンドの事を指して言っているのだが、こう言う事は、外部のものが気安く口出し出来る事では無い。夫婦喧嘩はなんとやらである。

ホント、バンドって難しいなあ。・・・って言うか、共同作業って難しい。だけど、だからこそ、価値があるとも言える。

人間の一生も、そうかも知れない。輝いている時期は短く、その渦中では、自分でそれを自覚出来ず、失くしてから初めて、振り返って見て初めて、その価値が解る。人間は、日々、驚くべき数の細胞が死滅して行くと聞いた事があるが、まさしく、その通りであろう。初心や、純粋なこころを保つ事は、ほぼ不可能に近い。バンドと言う共同体に関して言うなれば、常に新鮮でいられる関係性を保つと言う事は、もはや奇跡に近い所業である。しかし、だからこそ、偶然の出会いには、奇跡的な価値があるのだと言う事も、失って初めて解るのだ。

ファースト・アルバムは大名盤で、それ以降は駄作ばかりと言うミュージシャンが多いのも、さもありなん。その原因は、若さゆえのきらめきやひらめきに代る魅力を、自らの力で生み出すための、技術を培う努力を怠ったからに他ならない。

ありあまる才能や、無限の可能性も、水や養分をやらなければ、開花するどころか、発芽する事も無く、ただただ腐敗し、死滅してゆくのみなのだ。

要するに、維持する労力、継続するための努力と言うものも、困難であるがゆえに重要であり、しかし、だからと言って、ただ惰性で活動を継続したり、関係を持続すれば良いって訳でも無いと言う事だ。

“偶然”を“必然”に変える事が出来る者のみが、今日を明日につなげる切符を手に出来るのだ。否、そうでなけりゃあいけない。

まあ、なるようになるしかないさ。観客は、その都度、喜んだり、がっかりしたりするだけだ。

現実は非情。この世は無常。

所詮、いかなる出会いも偶然に過ぎないのだ。

ならば、理由はどうあれ、いずれ別れが来ると言う事も、必然の出来事なのである。
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