Mr.エレクトの独り言 2005年04月18日

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

自立のススメ

「自立のススメ」・・・などと、偉そうな事を言ってはみても、私も親には、よく不満を言ったものだ。それも、父親は超おっかなかったから、ほとんど母親に対してだったが・・・。

そして、その殆どは、食事の時だった。ただでさえ食べられるモノが少ない、超偏食家の私。なのに、出されたものにブーブー不満を言うので、「不服があるなら喰わんでええ!!(広島弁)」と、食卓に座ってた父親に、しょっちゅう怒られた。えっ!?・・・テコトハ?・・・、父親の居る前でも、不服を述べてた訳で、今考えると、なんて怖いもの知らず・・・と思ってしまう。

飯はただで喰わせてもらってるくせに、偉そうな話なんだけど、まあ、子供ってのは、そう言うもんでしょ?・・・と、開き直ったりして。

ところで、私は、早く家を出たくてたまらなかった。ただただおっかない父親。優しいけれど、やたらと干渉する母親。

俺は自由が欲しかった。本当に・・・。“自立”に関しての、偉そうな思想なんて、これっぽっちも無かった。ただただ、とにかく、早く独りになりたかったのだ・・・。

中学3年生の時に、初めて個室を与えられた。わずかな自由を与えられた数日後、私はこころに誓った。その日の事は、今でも明確に記憶している。

その時に思った事、「俺は一生、タバコは吸わないし、結婚もしない」。結婚は解るとして、何でタバコなのか?父も母もタバコは吸わない家庭なのに。まあ、要するに、面倒くさい事すべてから解放されたかったのだ。タバコ吸う人って、いつもライターとか灰皿とかを気にしてなきゃならないぢゃない?そう言う事すらも、みな鬱陶しく感ぢていたのだ。

ただでさえ、こころの収まりがつかない、この肉体すら、煩わしくてたまらないと言うのに・・・。

ところで、先日、(当店のPCは性能が劣るために出来ぬ、ヤフオク再出品作業をするため、)久々にネット喫茶に行き、自動出品作業中の待ち時間に漫画を読んだ。「カイジ」との出会い以来、私のフェイバリットである、福本伸行の作品、「無頼伝・涯」全5巻である。数年前に、週刊少年マガジンに連載されていたもので、途中で連載打ち切りになったらしい。ラストこそ、少年マンガゆえのファンタジーであるが、そのストーリー中、孤児の主人公が生い立ちを告白する場面で、初めて自分独りの力によって、住み処を手に入れた日の描写があり、これには共感を通り越して、若き日の自分がフラッシュ・バックしてしまった。

・・・苦しかった。俺は本当に切望していたんだ。・・・自由ってやつを・・・。

もちろん、死んだ父も、母も、嫌いでは無いし、憎くは無い。

俺が自由に生きる事、俺が幸せを感ぢる事が、俺にとっての最高の親孝行なのだ。・・・と、思って許して欲しい。

「親ゴロシ、したい時に、親は無し。」