Mr.エレクトの独り言 2005年04月21日

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

好きだらけ

まっ、好きなだけぢゃあ、他人を幸せには出来ない・・・と言う事だ。

“好き”である事は、態度で、行動で、そして結果でしか表せない。

時に、言葉の上手い奴が、愛情をものにするが、それにせよ、話術と言うテクニックで、相手を喜ばせ、幸せな気分にさせているからなのだ。

だが、先を越されても、焦る事は無い。

“早くやった者”が勝ちである事も事実だが、時が経てば、本当に良い物の方が高く評価されるはずだ。

待ってるよ。

君が“愛情”を行動で示すのを・・・。

(これだけ読んだら、変な誤解をされそうだが、↓を先に読む事。)

更に突っ込んで本音を語る・・・

なんで、必要以上に、あの発売元サン(以後、S社)の肩を持つかと言うと(もちろん、失策は失策として、私からも苦情は申し入れるつもりではあるが)・・・。

結局、他に代りが居ないのだ。

そもそも、マリア観音のCD製作やライヴ主催等、こんな金のかかる事をやっていなければ、私自身が、復刻レーベルをやりたかったのデスよ。だけど、今の状況では、とてもそんな事まで、金も時間も廻らない。

そんな時に現われたのが、いぬん堂サンであり、今回のS社な訳であり、S社をやってらっしゃる方は、メジャー・レコード会社をいくつも渡り歩き、私や、私の同世代の人が愛聴していたレコードをいくつも手がけてて、いぬん堂サンのセンパイにも当たる方なんだけど、この人のキャリアと人脈のお陰で、再び世に出た復刻CD作品も多いのだ。

なんせ、メジャー会社と来たら、CD復刻するにも、その敷居の高さと言うか、売り上げないといけない枚数が、ハンパぢゃ無く多く(そのくせ、つまんねえ新人アーティストには無駄金をつぎ込むが・・・)、売り上げ予想が、その枚数に満たないと、リリースされない場合が殆どで、内容は最高なのに、ただ売れないと言うだけで、再発されないで埋もれていく作品が、非常に多いのだ。・・・とは言え、あくまでも仕事であり、趣味でリリースする訳では無いので、それは批判するに当たらないが・・・。

その点、インディーズ・レーベルは、小人数でやっている所が多く、メジャー会社に比べ、売り上げないといけないノルマも少なく、メジャーが出したがらない作品も、積極的に扱う事も出来る。とは言え、それにしたって、趣味で出すならともかく、仕事としてやるからには、ある程度の売り上げが見込めなければ出せないのも事実。また、いぬん堂サンだって、何でもかんでも出してくれる訳ぢゃ無く、純粋に、自分が好きなものは売れなくとも出す・・・と言うだけの話だ(まあ、その点が貴重なのであるが)。売れもしない上に、好きでもないものに、誰がお金を出すものか。

実際、今回の件がきっかけで、S社が、復刻レーベル業から手を引いたら、困るのは私だけでは無いはずだ。言葉の問題、売り上げが見込めないとの理由で、大手が出したがらぬ天井桟敷系の復刻CDだって、このレーベルのお陰で、世に出たのだ。ゆえに、今回の批判を真摯に受け止め、改善すべきは改善し、今後も復刻業を継続してもらわないと、他に代りをする人が居ない今、またもや大手主導の面白くない復刻ばかりが続く事になる。

とは言え、私は何も、皆が復刻レーベルをやるべきだと言っている訳では無い。私の知人の中でも、例えばPサンの様に、自身のブログでお気に入りのバンドの応援文を書くも良し。UサンやGサン他・・・の様に、マネージャー業に精を出すも良し。はてはBサンの様に、自分の好きなバンドの良さをマンガで伝えようとするも良し。やり方はひとそれぞれあるだろうが、例に挙げたこの人達の良さは、あくまでも“自主的”であると言う点だ。誰に指図されるでも無く、音楽から喜びを得るだけで無く、音楽に恩返ししようと言う姿勢。まあ、そこまでしなくとも、最低限、CDを買う事や、ライヴを観に行く事でも良いよ。要するに、行動する事こそが重要なのだ。

ところで、過去の作品を復刻するには、色んな問題がついて廻り、それをきちんとクリアするのは、本当に大変な作業の様だ。また、メジャー会社に復刻を持ちかけたら、まんまとメジャー会社自身のリリース予定にされてしまったと言う話も多いと聞く。CD1枚復刻して、いくらも儲かる訳ぢゃ無し、ちょっと好きな程度では、この時点で挫折してしまうのが関の山であろう。

ゆえに、いぬん堂サンが評価される理由は、①に、売り上げに関わらず、自分の出したいものを出す、と言う姿勢。②に、復刻作品に関しては、熱意と愛情をもって、通常の予算以上の仕事(ブックレット掲載の綿密な資料作成)に力を入れる。③に、リスナーの要求に適合した、パンク系’80sインディーズ/自主製作盤の復刻がメイン。・・・の3点であろうと思われるが、結局の所、ほとんどのリスナーが、③による所が大きいと言う事は想像に難くない。私にせよ、③が無ければ、いぬん堂サンに興味すら持たなかったであろう。

しかし、私が望むのは、そんな自分の利害のみでは無く、②に、そして更に、①に対して、“行動によって”敬意を表する人間が、もっとたくさん増えて欲しいと言う事である。

もちろん、出された作品のみを評価の対象とすべきなのではあるが、もっと、自主的かつ、自主独立精神と言うものが根づいていかないと、あなた方のお嫌いな、金儲け主義の人間ばかりがいつまで経っても権力を持ち続ける、面白くない世の中は、いつまでも続くだろう。

私の様に、実際に復刻レーベルをやらなくとも、復刻レーベルに協力したり、応援する事だって出来るのだ。

だが、本当の満足なんて、自分の手でつかまなければ得られっこない。私にしてみたって、感謝すると同時に、いくばくかの不満もあるが、他人任せにしている以上、文句を言うにも限度がある。

まあ、好き勝手に不満を言えると言うのも、リスナーの特権ではあるし、今回の件は、フォロー不可能な部分が多い事も、また事実。

意志を継ぐ者は居ないのか?

ホラ!お前の番だ!!

ここなら本音を言える・・・かな?

<某掲示板での問題について・・・>

なんで、おらが謝らなきゃならねんだよ~!!

・・・と言う気持ちも、正直、ある。

おらがリリースしている訳でも無けりゃあ、チェックを任されている訳でも無いのに~!!

・・・とは言え、困ったもんだ・・・。

多くのプラスな部分も、たったひとつのマイナスで、すべてゼロになる。

ただ、多くの人に非難され、窮地に立たされているからと言って、その人を裏切る事は出来ない。私も共に泥を被り、今後リリースされる商品によって信用を取り戻す事を、応援するしか無い。

愛のある無しでは無く、やはり仕事として、やるべき事はちゃんとやらなけりゃあマズイのだ。

愛があってもミスはあり、愛など無くても、完璧な仕事と言うのは存在するのだから・・・。

今回の件は、マスター音源を過信盲信せず、仕上がりをチェックするプロセスを怠らなければ、防げた問題である。もちろん、どれだけ完璧にやったつもりでも、ミスと言うのは起きる。また、仮に手遅れだとしても、その旨、記載する必要があった事も確かだ。

願わくば、反面教師として、他人になんか任せられね~!!・・・と、これを機に、リスナーが積極的行動を起こす事を期待する。

待ってるだけでは、不満は消えない。

本当に「愛が勝つ」のであれば、それは可能であり、たとえ「勝たなくとも」、やりたい者がやれば良い。

商業主義うんぬんと言う批判もあるが、そもそも、売れないモノをリリースする奴は馬鹿である。

しかし、自ら求めて、そんな馬鹿になろうとする事、あるいは、そんな馬鹿を愛する事も、また自由なのだ。

愛が無くとも子供は生まれ、愛があっても子供は死ぬ。


<更に本音を言えば・・・>

Sサ~ン!!早いのは良いけど、も少し、きちんとやって下さいッスよ~!!(泣)