これでは、「庭に○○の花が咲きマシタ」とか、「ムスコも元気になりマシタ」等の、他人にとってはどうでも良い、アット・ホームなブログになってしまうので、そろそろ、復活する予定。
ウルトラ・ヴァイブさんから、こんなCDが出マシタ。「日活ニュー・アクションの世界」と題された、1970年前後の日活アウトロー映画の劇中歌やインストゥルメンタル音源を集めたものデス。2種類ありマシテ、「野良猫ロック」編には、梶芽衣子の歌唱(安岡力也とのデュエット含む)が3曲収録されておりマス。当店でも取り寄せ可。

全16曲収録中、青山ミチ「恋のブルース」や、安岡力也「禁じられた一夜」も激シブだが、ピーターパンの演奏や鏑木創作インストも、実にグルーヴィーなガレージ・サウンドで、非常に刺激的である。そして、梶芽衣子歌唱による3曲。「明日を賭けよう」は、まるでジャックスの早川義夫の声の様に、こころの底に呪いの楔を打ち付け、力也アニイとのデュエット・ヴァージョンでの「禁じられた夜」では、デンジャラスな愛の美学を粋に披露し、ギター弾き語り風の「C子の唄」は、夜の海に入水自殺する瞬間を思わせるかの、内省的なアシッド・フォーク作品となっておりマス(←次の曲との曲間が短すぎるのが難点)。・・・とまあ、合計収録時間こそ短いが、聴き所満載の貴重な音源集でありましょう。なお、もう一枚の「無頼・殺(ばら)せ」編も、フラワーズのガレージ演歌や、モップスその他、貴重音源満載で、二枚併せての購入をお薦めイタシマス。梶芽衣子ファンにとっては「野良猫ロック」だけで充分だけどネ。
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