Mr.エレクトの独り言 2005年08月02日
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Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

千里の道も一理から・・・

「一理ある・・・」と言う言い方がある。

たった一理かよ!?
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こころの中の独裁者

私は人間が嫌いだ・・・と、言うのは言い過ぎで、私は、人間のこころの中に在る、独裁者的な部分が嫌いだ。

しかし、それは、生き物の本能とでも言うべき、生命維持装置であり、種族保存の本能でもある。

言い換えるならば、私は、自分のこころの中にも間違いなく存在する、独裁者的な部分、すなわち人間の本能ってやつが嫌いなのだ。

ゆえに、私の人生は、そいつとの格闘であり葛藤であり、ゆえに、私は、自分の本心に蓋をし、本能を抑圧して生きてきた。

だが、時々、あいつは顔を出すのだ。

ああ、いやだ。おぞましい。見たくない。

しかし反面、その一瞬、自分が神になったかの様な、あるいは絶対的な権力を手に入れたかの様な至福感、愉悦の境地に浸っているのも事実なのである。

そう。もしも、私に力があれば、私は、自分の本能を思いっきり満たす事が出来るし、満たそうとするだろう。

すなわち、私が言う、「人間の本能が嫌いだ」と言う考えは、自分の能力では、その願望や欲望を満たしきれず、そこから生ぢる失意や苦しみから逃れたいがゆえに持ち出した、自分に都合の良い勝手な理屈であり、力無き自分を誤魔化す手だて、少しでも苦しまずに生きるための手段の一つに過ぎないのである。

ああ、本音を言えば、殺したい、奪いたい、征服したい、支配したい、犯したい、すべてを破壊したい、粉々にぶち割りたい、一つ残らず焼き尽くしたい、刃物でメッタ刺しにしたい、理不尽に踏みつけたい、尊い命を一瞬で握り潰したい・・・。

だから、その様な、人間の本能を満たすと言う目的を成就し得ている独裁者に対し、怒りと言う名の大義名分を掲げ、嫉妬心に溢れた醜い本心さえも隠蔽しているのだ。

要するに、私は、本当は自分が独裁したいがゆえに、現時点での独裁者の存在を憎み、怒りを向けているに過ぎないのである。

更に言えば、人間の存在自体が悪では無い様に、独裁者や独裁行為自体が悪いのでは無い。むしろ私は、独裁者よりも、独裁者を許す、否、独裁者を歓迎するかの様な主体性の無い人間達の事が嫌いなのだ。

本当に独裁者を許さぬのであれば、その逆に、すべての人が独裁者となるべきなのであり、私の望む世の中とは、すべての人が独裁者でいられる世界、すなわち、極一部の支配者の存在を許さぬ世界である。

そして、そのためには、一人が一つの国家となり、人間ひとりひとりが、各々自主独立した存在となる事以外に術(すべ)は無い。

美学の戦争

いい加減、目を覚ませ!!

真心は通ぢるだとか、人間同士なんだから解りあえるはずだとか・・・。

人間には色んな種類があるのだ。結局は、解り合える者同士が、解りあえるに過ぎないのだ。

もちろん、解ろうとする事も大事である。が、それもしかし、解ろうとする者、解り合おうとする者が、解り合おうとしているに過ぎないのだ。

解ろうとしない者に、解らせようとしたって無駄。

解り合おうとしない者と、解り合おうとしたって無駄。

これは、あきらめでも、努力の放棄でも無い。

解り合える者を探す事、解り合おうとする人を大事にする事。そっちにエネルギーを使う方が、よっぽど有意義だと言う事が言いたいのだ。

無駄な努力や無意味な努力が美しいと思っている人は別だ。

しかし、努力がすべて美しい訳では無い。

否、美しくなくたって構わないが、その様な人は、自分が美しい行為をしていると感ぢる事に対して酔っているだけなのだ。

他人に願いが通ぢなくとも、他人に思いが届かなくとも、自分だけは美しくいられるのだから、結構な事だ。

本当に努力している人と言うのは、自分が美しいなんて思っちゃいない。

自分が美しくないと思えるから、美しくなりたいと思うからこそ、努力するのだ。

とは言え、美しさの基準と言うのも人それぞれである。私がそれを美しいと思わないだけなのであるからして、あなたはあなたの美学を追求し続ければ良い。

だが、その美学を、人に押し付けるな!!・・・と、私は言いたいだけなのだ。

バカモン先生の人生相談~相談の弐

ハイヨ。ぢゃあ、次の相談者君、どうぞ。

B男「先生、私、今の妻との離婚を考えているのデスが、どうしたもんでしょうか?」

バカモン先生「ほう。して、その理由は?」

B「かくかくしかぢか・・・。」

バカモン「ふむふむほうほう。」

B「如何なものでしょうか?」

バカモン「ところでぢゃ。おぬしは、ワシの返答が如何なるものであろうとも、それに従う覚悟はありや否や?」

B「それは、先生の返答次第デスが、参考にしたいと思いマス。」

バカモン「バカモン!!」

B「ええっ!?」

バカモン「バカモン!!バカモン!!もひとつバカモン!!」

バカモン「ワシに相談するっちゅう事はだ、ワシの出す解答に絶対の信頼を置いているゆえにでは無いのか?そうであれば、ワシの返答が如何なるものであろうとも、それに従うはず。しかるに、ユーは、ワシの返答を、ただの一つの意見として参考にするとのたまいおる。かように失礼な事があろうかなかろうか。ハッ!!あろうかなかろうか~!!」

B「そ、そうは言いマシテも・・・。」

バカモン「バカモン!!おぬしは結局、最終的には自分の都合の良い方を選ぶつもりなのぢゃ。うんにゃ、それは悪う無い。ぢゃが、その決定理由、責任の所在を自分では無く、他人に被せるために、ワシに相談しとるに過ぎぬのぢゃ。そんな奴に相談されて、真剣に答えようと言う気になろうかなるまいか。ハッ!!なろうかなるまいか~!!(←この口調、お気に入り?)」

B「申し訳ありマセン・・・。」

バカモン「しょせん人間関係のもつれを解決する方法なんぞ、自分が折れるか、相手が折れるかのふたつにひとつ。自分が譲歩したくないのであれば、相手に譲歩させるしかない。それが無理なら、相手を“代える”しかあるまい。そもそも、人間同士の良い関係とは、接点となる部分の量と濃さ、すなわち接点の密度で推し量られるものあり、接点が少ない(減った)者同士では上手く行くはずも無く、どちらも歩み寄る気が無いのであれば、どうしようも無いではないか。人は誰しも損などしたくは無い。自分が損したくないならば、自分が得だと思える方を選ぶしかあるまい。」

相談の弐(おしまい)

★ブラック・ジャッ・・・ぢゃ無くて、バカモン先生に相談事がある方は、エレクトレコード宛てにメールか、マネージャーのエレクト氏まで。相談費は応相談。(相談費の相談費は無料。)