2005年12月3日、新宿クラブドクターに於いて、国内4ヶ所で行われた、GAS再結成ライヴの2発目が開催された。
当日は、GASをリスペクトする日本脳炎などの若手バンドや、当時のGASとの付き合いから、原爆オナニーズ、カラード・ライスメン(LIP CREAM、OUTOのメンバーや、宝島つながりのレイカ氏在籍)等も出演。当然、トリはGAS。
東京でのライヴは、初期と後期にドラムを担当した福重氏は不参加で、村田氏と、エキストラのドラマーの二人が参加。
★もう3ヶ月近く経ってしまったので、ライヴの構成等、おぼろげな記憶を頼りに書いておりマス・・・。あと、ドラムの位置が見えなかったため、特に記載の無い場合は、その曲をどちらのドラマーが叩いたかは不明。
まずは、ZOMBIE氏、山上氏、ナルミ嬢らによる、上京後のGASメンバーが登場。ナルミ嬢のヘア・スタイルは、GASのハードコア時代にお馴染みのウニ頭。これは、当時を知る者に対する、ささやかなファン・サーヴィスであろうか。そして、2ndソノシートの曲や、岡山の肉弾とのカップリングEPの曲を演奏。現役を退いて久しいナルミ嬢に、ハードコア系の歌唱はキツそうではあったが、流石に、観客とのコミュニケーションは手馴れたもので、なごやかなムードのまま、ライヴは進行。
村田氏のタイトかつシャープなドラムももちろんだが、2ndの曲では鋭くソリッドに、カップリングEPの曲ではサイケデリック調にと一変する、山上氏の変幻自在かつイマジネーション溢れる丁寧なギター・ワークは相変わらずで、広島では行われたと言う、C.O.P(GASの歴代メンバー3人が在籍)の再結成が、東京では披露されなかったのが、個人的には非常に残念であった。
また、全体的に感ぢた事だが、悪い意味でなく、実に暖かい雰囲気のライヴであった様に思われる。それは、観客、共演者、その他すべての関係者が、20年の時を経ての初期GAS音源のCD化を、心から祝福していたからであろう。例えば、誰かが死んでの追悼だとか、メンバー間の不仲によって、半分以上がオリジナル・メンバーでは無いと言う様な事もなく、活動当時の主要メンバーのほとんどが参加したと言う事は、奇跡的でもあり、リーダーであるZOMBIE氏の人徳のたまものであろうか・・・。
そしていよいよ、ヴォーカルとギターが、それぞれ、狂平氏、後藤氏にチェンジし、初期GASの再現である・・・。
(つづく)
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