Mr.エレクトの独り言 2006年06月25日
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Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

広島パンク~ハードコアの歴史⑪

さて、年明けて1983年。既に、UKハードコアや、日本のハードコア・パンクのハシリであるチフスやガーゼの音も聴いてはいたが、筆者にとって、何と言っても衝撃的であったのは、ライヴ・オムニバスLP「OUTSIDER BOOTLEG」でのカムズであり、おそらく’83年初頭に手にした、エクスキュートの1stソノシートであった。実は、DOLLの記事を読んだ当初は抵抗を感ぢた、日本のハードコア・パンクではあったが、実際の音を聴いてショックを受けた後となっては、もはや、ザ・スターリンは過去のものとなり、少々大げさに言うならば、この先数年は、ハードコア・パンク以外の音楽は聴けないと言った状態にさえ陥るのである。

1月は、ギターのナカガワの受験勉強のため、バンド活動はお休み。

そして、2月13日。「広島ロッカーズ」なる団体による「広島ROCKERS 1stバレンタインGIG」と題された自主企画ライヴを、ディスコ2001と言う、店内の壁が全面鏡張りとなっているディスコへと観に出かけた。日曜日の昼間、料金はドリンク込み800円。当時のフライヤーには、「ディスコにつき、ゲタバキ、サンダル、ジャージ、リーゼントの方、入場お断り」とある。他は解るとして、リーゼントも駄目・・・と言うか、つっぱり(今で言うヤンキー)不可と言う事か。そして、出演は、QUESTの「無名人コンサート」等で知り合った、ザ・ルーディーズ、ラグタイム、チルドレン・シティ・ロッカーズら、同学年のバンドの他、ストリッパーと言う、少し年上のバンド、そしてウォーリアーと言うバンド(記憶無し。ハード・ロックか?)であった。また、おそらく、この日のライヴが、広島初のパンク系自主企画ライヴであったはずだ。それまでは、フォークやヘビメタ等混在の、音楽的に統一感の無いライヴはいくつも行われていたが、ライヴハウス以外での開催である事と言い、フライヤーのデザインにも“極楽注射”なるクレジットがある等、当時の広島に於いて、これはかなり画期的なイベントであった。しかし、各バンドの演奏内容については、筆者は全く記憶に無いのであった(テヘヘ・・・ゴメン)。ただし、出演バンドの殆どがオリジナル曲を演奏していたと言う事実は、明らかに、筆者らに刺激を与えるものであったと推測される。事実、その2週間後にQUESTにて行われる「無名人コンサート」に出演するに当たり、筆者らは、今度こそ真面目にオリジナル曲を作り、もうコピーはやらないと決めたのである。そして、たった2週間で、初期のカムズ・タイプの完全にハードコア・パンクと呼べる曲を2曲、シンプルかつストレートなハード・パンク的な曲、フリクションの様な痙攣リズムのひねくれた曲、スターリンの「溺愛」の様なスローな曲等、時に煮詰まりながらも、新曲を計7曲完成させた。歌詞は厭世的なものが多く、今思えば、午前四時の影響大であった。しかしながら、曲調が割と幅広い所以は、スターリンやハードコア以外にも、フリクションやミラーズを始め、当時の自主制作盤各種の多くを、分け隔てなく耳にしていたせいであろうか。

そして、2月27日「無名人コンサート」@QUEST。

この日の共演は、確か、ザ・ルーディーズと、チルドレン・シティ・ロッカーズであった。ザ・ルーディーズは、元カリスマのヴォーカリストによるザ・モッズ・タイプのバンドであり、ザ・クラッシュ・フォロワー系にありがちな、真面目っぽさや説教臭さがあり、筆者は苦手であった。チルドレン~は、額のやけに広い短髪の痩せたヴォーカリストが印象的で、アナーキーっぽいサウンドだったのだと思う。また、初めて全曲オリジナルで臨んだ筆者のバンドは、共演の彼らにも好評であったが、特に、いつもは雰黙で、筆者にとっても、少々物分りの良い喫茶店兼ライヴハウスの経営者程度にしか印象のなかったQUESTのマスターが、えらく気に入ってくれ、ライヴ終了直後に、激励の握手を求めに来た事は、今でも忘れられない。大人嫌いの年頃の筆者ではあったが、年上の人に誉められると言うのが、何だか嬉しかったのだろうか。ちなみに、同氏は、ただのオッサンでは無く、実は、広島の演劇界の大物である事を知るのは、ずっと後の話である・・・。

そして、2月に性懲りも無く応募した「木定がんばるコンサート」の、確か、落選者を集めて行うライヴが、WOODY STREETで開催される事となり、当然の如く落選した筆者らも出演する事となった。また、ナカガワが日大に合格した事もあり、これが筆者のバンドの解散ライヴとなる訳であるが、この日の共演バンドの一つに、“彼ら”が居た。

(つづく)

以下は、「広島ROCKERS 1stバレンタインGIG」の、チケット&フライヤー。

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超洗脳小説「勝手に世直し ヘ~カくん」⑥「おかしな転校生」の巻

ヘ~カくんが、我が家にホーム・ステイし始めて、早1ヶ月。奴も、そろそろ地球の生活に慣れた様子だけど、まだまだ疑問がたくさんあるらしく、今日も俺は、質問攻めにあっていた。

ヘ~カくん「では、キチロー殿。何で、好き好んで、そんな満員電車に乗るでござるか?」

キチロー「何でって言われても、まあ、学校や会社の始まる時間が近い上に、電車の数もそうそう増やせないからな。乗客が、ある時間にのみ集中するのは仕方無えよ。」

ヘ~カくん「何で学校や会社は朝からなんでござるか?何で電車の数を増やせないのでござるか?」

あちゃ~・・・。ござるか攻撃が、また始まったよ・・・。

~中略~

ヘ~カくん「何で女性専用車両なんてものがあるのでござるか?黒人を差別するのが当然だった昔のアメリカの、白人しか乗れない車両みたいなものなのでござるか?」

キチロー「違うって!!(・・・何でそんな事知ってんのか、変な情報だけ詳しいんだよな。コイツ・・・)あれは、満員電車には痴漢が多いから、それを防ぐため、弱者である女性を守るためにこそあるんであって、差別だなんてとんでもないよ。」

ヘ~カくん「ふむふむ。そうでござったか。それでは、女性専用車両に乗らない女性は、痴漢されても良い人なのでござるね。」

キチロー「んなアホな!!」

ヘ~カくん「それに、同性の女性に触るのが目的の、女性の痴漢にとっては、女性専用車両は、まさに天国ではないデスか?・・・と言うより、キチロー殿。そもそも、電車への痴漢の乗車を禁止すれば良い事なのではござるまいか?」

キチロー「だってさ、ヘ~カくん。するなと言ってもするのが痴漢だからな~。痴漢は乗るなって言って乗らない様なら苦労はしねえよ。」

ヘ~カくん「そうだ!!それなら、いっその事、痴漢専用車両を作ったら如何でござるか?外から車内が見えない様に、窓も塞いで。そしたら、痴漢したい人と痴漢されたい人の利害が一致して、一種のパラダイス空間が生まれるでござるよ。何なら、グリーン車の様に特別料金を取っても良いでござるし・・・。」

うへ~。電車は風俗業ぢゃ無いっちゅうの・・・。まったく、コイツと来たら、流石、宇宙人だけあって、地球では常識外れな事ばっか思いつきやがる。でも、待てよ?コイツの発想、もしかしたら金になるかも?

俺は、ヘ~カくんの突拍子も無い、天然に湧き出るアイデアの数々に、未知なる金脈の発見を予感せずには居られなかった。

(つづく)