Mr.エレクトの独り言 2006年12月05日

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

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うえ~ん(^^;)

↓再アップしてからも、かなり直してしまった!!既に読んだ人も読み直すべし。まだしつこく直すかもしれないが・・・。スラッヂに限らず、お気楽にスラスラと簡単に書いている様に見えて、他人の事を書く時は、実はすげえ苦労してんだい!!・・・みたいな。(^^;)

やっと完成!!
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「THE SLUDGE/ザ・スラッヂ」②

さて、今回は予定を変更し、先に、この度発売されたCDを紹介しておくとしよう。

「The Brain Kept A Rollin’」¥2800
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’85~’87年、スラッヂ活動後期のライヴ音源を、全19曲/80分たっぷり詰め込んだCD。

まず手始めに、全10Pのフル・カラー・ブックレット(正確には、折りたたみリーフレット)であるが、そこには、日本の’80年代インディーズ・シーンを捉えた写真集「GIG」で知られる佐藤ジン氏による、スラッヂのライヴ及びオフ・ショット写真が満載されており、もともと情報の少ない同バンドの実像を伝えるに当たり、その貢献度は計り知れないものがある。また、一部収録曲の歌詞や、詳細なHISTORY/ライヴ年表に加え、解説には、レーベル・オーナーであり今回の奇跡の立役者である森本在臣氏、ギターの片岡氏とも旧知の仲である刈谷吉見氏(当時、ミニコミ誌「Fragile」主宰、スラッジ出演ライヴ等も企画。)、そして日本で最も信頼のおけるパンク系音楽評論家である行川和彦氏、以上3名の濃密な文章が掲載されており、こちらも非常に読み応えのあるものとなっている。

ところで、当時、スラッヂをレコード盤でしか聴いてなかった人間の多くは、今回発売されたCDを聴いて、「スラッヂって、こんなに良いバンドだったか!!」と、目から鱗は必至であろう。それほどに、ここに収録されている音源は魅力的なのである。実際、一日の来店客数が、わずか数人と言う当店の様な店で、BGMとして流れていたスラッヂの音に反応し、バンド名さえも知らなかったお客サンが、その場で2800円もするCDを購入して行ったのだ。となれば、これが大型店であれば、どれだけの人が気に入ってくれるだろうかと考えると・・・。

さて、それでは本題。本CDに実際に収録されているスラッヂの音であるが、「聴けば解る」と言うセリフがこれほど当てはまるバンドも無いのではないかと思いつつ、この困難な事業に無謀にも挑戦したい・・・。

まず、既存のバンドとの比較によって、実音を想起させるのであれば、タイトかつグルーヴィーなリズム隊と尖った音色のギターとの組み合わせから、やはりフリクションが、まず初めに頭に浮かぶ。しかし、フリクションが、メンバー個々の出す音から人間の温かみや緩さを徹底的に排除し、まるで“きかい”と化した、あるいは“金属製の刃物”の如く尖った3人が接触する事によって散らす火花、あるいはその“軋轢”による“摩擦熱”を“興奮”に変えていたとするならば、スラッヂの音は、そこまで意図的に凝縮されたものではなく、軽い緊張感こそ伴うものの、そのアンサンブル構成は、あくまでも自然発生的に生まれる高揚感や解放感に、ある程度の意識的な集中力の成果とを組み合わせたものであり、フリクションとは正反対に、もっと人間の温かみや空間の拡がりをも感ぢさせるものなのである。

そして、誰の耳にも明らかなスラッヂの特徴は、ギターの片岡氏による、脳内破壊ドリル・ギターの“魅力”ならぬ“威力”であろうか!!

とは言え、一部のメンバーの個性が強過ぎると、得てして偏ったサウンドにもなりがちなのだが、バンドとしてのスラッヂの演奏は、各々の役割分担(目的意識)がしっかりしているせいか、不思議と、非常に“力強く”、しかも“心地良い”サウンドとなってリスナーの耳に届く。そう言う意味では、ある種、スラッヂは、そのメンバー構成からして既に、ホットさとクールさとの配分が実に絶妙なのだとも言えよう。

何にせよ、“力強さ”と“心地良さ”、この二つこそが、スラッヂの持つ最大の魅力である事は、ほぼ間違いない。

よって、次回は、メンバー紹介も兼ね、ギターの片岡氏に匹敵する突出した個性の持ち主である、菅原氏のヴォーカルや歌詞、その他、メンバー個々の出す音を具体的に解説する事によって、私なりに、スラッヂの魅力を更に深く分析してみたいと思う・・・。

(つづく)

<ザ・スラッヂの逆襲>←オフィシャル・サイトはこちら!!
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