権力こそが、差別を生み出す元凶なのだ。
本当に差別をなくしたいのなら、権力を無力化・・・とまでは言わないが、その力の及ぶ範囲を限定するか、分散する必要がある。
権力ある限り、差別が無くなる事など未来永劫あり得ない。
何故なら、権力を維持するためには、差別の構造を利用するのが最も効果的ゆえ。
権力は少数派を生み、弱者(敗者)層を生む。
そして、人は誰しも孤独を、そして貧困を怖れる。
ゆえに、惨めな気持ちを味わいたくなければ、人より少しでも上に這い上がるか、権力に媚を売るしかなくなるのだ。
私はそれが、“権力”以上に嫌いである。
「地獄に堕ちるわよ!!」・・・と脅され、何の事はない、この世に地獄を作り出しているのは、私達自身なのだ。
日々、事ある毎に繰り返される、誘惑と恫喝。
「欲しいだろ?」
「怖いだろ?」
その飴と鞭を拒絶しない限り、この無間地獄に終りはない。
「要らねえよ!!」
今こそ、貴方にとっての憧れの対象、そして怖れの対象を、憎しみの対象に変えるのだ。
憧れは貴方を繋ぎとめるための首輪であり、怖れは貴方を縛る鎖である。
「下らねえ!!」
権力は、人を家畜に貶める。
権力は、人の尊厳を奪う。
権力は、人の命を踏み躙る。
権力にとって、人は畑の作物でしかない。
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