Mr.エレクトの独り言 2009年01月19日

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Darkcell「Iceworld」(CD-R)¥1500入荷!!

★DARKCELL

■「Iceworld」(CD-R)¥1500~全6曲収録
<収録曲目>Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ。
P1010001DARKCELL3A.jpg
P1010002DARKCELL3B.jpg
元THE EXECUTEのリーダーでありギタリストであったLEMMY氏によるソロ・プロジェクト、“Darkcell”の3作目となる新作が、前作から実に短いスパンで発表された。収録されている全6曲のタイトルは「Ⅰ」~「Ⅵ」とローマ数字でのみ表記されており、本作が「Iceworld」を題材とした組曲形式のコンセプト・アルバムである事を伺わせるものとなっている。また、本作ではギター・サウンドよりも、主にストリングス調のシンセサイザーや打ち込みのドラムがメインとなっており、時折そこに唸り声にエフェクトをかけたヴォイスが被さると言った構成。ちなみに、アルバム・タイトルを直訳すると「氷界」あるいは「氷の世界」であり、そこから連想されるおおよそのイメージは、何もかもが冷たく凍りついた静寂かつ静閑な風景・・・であろうが、ここで描かれている世界は、むしろ吹きすさぶ激しい冷気や目の前に厳然とそびえ立つ氷壁の山脈等、人智を持ってしても抗いきれない想像を絶する極限状態がもたらす大自然の冷酷なまでの厳しさであり、それらはまた、人間が救いを待ち望むがゆえに抱く生半可な希望さえも徹底的に打ち砕く程の、“完膚なきまでの絶望”とでも言った精神状態を表しているかの様でもある。いずれにせよ、聴いていてその情景や光景がハッキリと目に浮かぶ様な、リアリズムに溢れた作品である事に相違はない。

■「The Moon」(CD-R)¥1500~全4曲収録
<収録曲目>New moon、Crescent moon、Half moon、Full moon。
P1010004DARKCELL2.jpg
遅ればせながら紹介させて頂くこちらは昨年10月に発表された2作目で、こちらは「月」を題材としたコンセプト・アルバム。ジャケットのアート・ワークはREGGIO氏によるもの。
1曲目は浮遊感溢れるアンビエント・ミュージック的な作品で、本作の表ジャケットを眺めながら聴いていると、そこにある絵柄がぐにゃぐにゃと変形していくのが見えるかの様な、実に映像的な作風。2曲目は基本的にエレキ・ギターの分厚い音色や打ち込みのドラムに唸り声の様なヴォイスが絡むと言った構成で、前半こそ淡々としているが、後半ではその後の変貌を予感させる前兆の如く曲調が更に禍々しく変化する。そして3曲目は一転、人のこころに潜む不安を掻き立てる様な不安定な音と鼓膜を切り裂くような音とが目まぐるしく交錯するカオティックかつ幻想的なナンバーで、それはまさしく“狂気の象徴”でもある月のダーク・サイドを表現しているかの様だ。そして更にラストの4曲目は、再び打ち込みのドラムによる重く激しいビートが加わり、当初はやさしく穏やかな光を放っていたはずの月が次第に見る者を狂わせ、人を本能のままに生きる獣に変貌させてしまったかの如きイメージを想起させる。しかしながら後半パートにおいては、その混沌としたサウンドの中にも美しい音色が明らかに挿入されており、そこには激しい怒りや憎しみの中にあってなお人間のこころを失うまいと苦悶し葛藤する半獣半人の姿が描かれているかの様でもあるのだ。
それにしても、表面的なサウンド・スタイルこそ異なるが、LEMMY氏の、特にエクスキュート時代に顕著であった、まるですべての権威や退屈な空気に抗うかの如き荒々しい激しさの中にも凛とした気高さを兼ね備えた骨格のしっかりとした楽曲、そしてそれらを形成する基となる強固な意志と揺るがぬ美意識とで貫かれた作品作りの姿勢は今もって不変であると言う事を、私は本作によって改めて思い知らされたのであった。
(在庫僅少!!ジャケットのカラー数種アリ、一部のディスクにはボーナス・トラック収録。)

■上記2点は当店にて販売中!!通販も可能!!
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。