あ~!!いやだなあ・・・。ついに明日からまた新学期だ・・・。
行きたくないな~・・・。
そうだ!!パパを殺せば、もう学校に行かなくても良くなるよ!!
・・・永遠にね。
ボクは、明日から再び始まる学校生活の事が頭から離れなかったせいか、なかなか寝付けず、やっと眠りに落ちたかと思いきや悪夢に苛まれては汗だくで目が覚めると言った状態を繰り返していた・・・。
これから話す事は、その最中に起きた出来事だ。
あれは夢だったんだろうか。
それとも・・・。
のひ太「ううう・・・いやだ!!学校には行きたくな・・・むにゃむにゃ・・・。」
?「のひ太君!!・・・のひ太君ってば!!」
のひ太「誰!?ボクの名前を呼ぶのは・・・。」
?「ボクだよボク!!もう忘れちゃったのかい!?」
のひ太「そのダミ声はまさか!?・・・まさか!!」
?「そう、そのまさかだよ。」
のひ太「ド・・・ドラへもん?」
?「ウフフフ・・・。コンバンワ!!ボク、ドラへもんデ~ス!!のひ太君、お~久~しぶり~!!」
のひ太「どうしてお前が!!それに・・・何のために!?」
?「のひ太君、学校行きたくないって、またグズッてんの?相変わらずだな~、君は。」
のひ太「うるさい!!余計なお世話だよ!!もうお前には関係ないだろ!!ボクの事なんか放っといてくれよ!!」
?「大丈夫、安心しなよ。君は自分の力で自分自身を救う事が出来る人間なんだから。」
のひ太「ボクが?このボクが自分自身を救う事が出来るって?いい加減な事言うない!!」
?「いい加減な事なんか言わないよ。君は傷つく事を知っているやさしい子供だ。そんな君は自分自身を救う事が出来るし、自分自身を救う事が出来た暁には、君は人を救う事さえ出来る様になるよ。」
のひ太「ボクが・・・ボクに人を救う事が出来る?」
?「そうとも。君はキリストにもなれるよ。ただし、道を間違えさえしなければ・・・。」
のひ太「道を間違えるって?」
?「君はキリストにもなれるし、ヒットラーにもなれる・・・って事さ。あっ!!いけない!!そろそろ時間だ。ぢゃあね、のひ太君。また会う日まで・・・。」
のひ太「ちょ!!ちょっと待ってよ!!ちゃんと説明・・・」
そして、ボクの人生を更に激変させる事となる新学期が始まった。
(つづく)
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