Mr.エレクトの独り言 2009年03月24日

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

接客業

ある日の出来事。

午後三時過ぎ、日曜日なのだが郵送しなければいけないものがあり、高層ビル街にある本局まで、郵便物を出しに行った。

ところが、ちょうど混み合う時間なのか、約20人の長蛇の列。

カウンターでは三人の局員が対応している。

そして、ようやっと自分の順番が廻ってきたので、一番右のカウンターへ荷物を差し出す。

遅くはない。・・・作業のスピードは決して遅くはないが、何?あのめんどくさそうな態度!?

次に、夕方の店番交代まで時間を潰そうと、近くのネット喫茶へ。

・・・廃業してる!!

思えば、前店長がやめてからと言うもの、店員のおしゃべりがうるさい店になってしまっていたが、実は先週、最後にこの店に行った時、会計カウンターを離れてオープン席のテーブルで友人らしき人間と漫画読んだり駄弁ったりしている店員のあまりのやる気のなさに、「この店、もう長くないな」と直感したのだが、こんなに早くなくなってしまうとは・・・。

そこでやむを得ず、いつも少し遠出する甲州街道沿いやJR新宿南口方面ではなく、店から一番近い店を新規開拓しようと、うちからは線路を隔てたその反対側である、西武新宿駅付近をうろうろ。

しかし、この辺りも一軒廃業している店がアリ、しかも家賃が高いせいかオープン席ばかりの店が多い。

二軒目に、オープン席がメインではあるものの、壁際の席を板で無理矢理仕切っただけの、まるで閉ぢ込められているかの如き個室のある店に入る。

カウンターには、まだ仕事に慣れてない受付の女性がおり、システムに関してちゃんと説明してもらえなかったが、しばし待たされた後、個室(って言うか・・・)に入る。

すると、先程まで店内の環境をこまめに気遣ってた感のある男性店員が、その女性店員と会話し始めた。

だがそれは、たわいのない暇つぶしのおしゃべりなどではなく、マニュアルには書いてないであろう接客時における来店客に対する気配りのイロハを伝授する行為であったのだ。

一時は、まさしく犬小屋みたいな超窮屈な個室に放りこまれ、貧乏な家庭の子供に拾われた子犬の様な心境で我が身の不遇を嘆いていた私であったが・・・。

その一件で、何となく救われた気分になったと言う事は、言うまでもない。(←言ってるが・・・)

(おしまい)

禁未来小説「ドラへもん」その98「蛆虫の叫び」の巻

それから数日後、夜毎の悪夢のせいもあってか、ボクはドレミを苛め続ける事にも少々疲れと虚しさを覚え始めていた・・・。

そしてある日の夕方、ボクはドレミを部屋に呼んだんだ。

ドレミ「おぼっちゃま。また何かお気に障る事でも・・・。」

のひ太「いや・・・。今日は違うんだ。ちょっとお前と話がしたくなってさ・・・。」

ドレミ「ハイ!!私でよろしければ、話し相手でも何でも、何なりとお申し付け下サイませ!!」

のひ太「あのさ~。もう、そう言うのいいから。今日は、ぶっちゃけトークで行こうぜ。」

そしてボクは、いくつかの疑問をドレミにぶつけた。

のひ太「お前さあ、いつもヒエ~!!だの何だのと大袈裟に悲鳴あげたり、いかにも苦しそうな振りするけどさ、そう言う芝居、もうやめにしてくんないかな。だってさ、お前はロボットなんだし、ホントは痛みとか悲しみなんて感情ないんだろ?」

ドレミ「そんな事はゴザイマセン。最近のロボットは性能が向上しておりマシテ、1万本以上の映画やテレビ・ドラマに登場する人間の感情表現や反応の仕方を蓄積した膨大なデータを私達はインプットされておりマス。しかも、これはおそらく・・・と言うしかないのデスが、ロボットである私達も、悲しい時は胸の動力装置付近が、こう何かしらキュンと締め付けられたり、頭に組み込まれた電子頭脳の動きが異常にのろくなったりする事によって、人間の感情に近い感覚を味わっているのでゴザイマス。」

のひ太「ふ~ん。それならさ、人間に自分が死ぬ事を恐れる気持ちがある様に、お前らロボットにも自分が壊れてしまう事や機能が停止してしまう事に対しての恐怖心ってのがあんの?」

ドレミ「それは・・・正直良く解りマセンが、私達ロボットは元より人間によって作られた命。怖くないと言えば嘘になりマスが、私自身に関して言えば、のひ太おぼっちゃまが立派に成長したお姿を見届けずして役割を終えさせられるのは、やはり悲しゅうゴザイマス。」

のひ太「まあ・・・お前はボクのおばあちゃんの性格をインプットしてるって話だもんな。そうか・・・。それぢゃあ聞くけどさ。ボクのおばあちゃんは、ボクに何を望んでたの?」

ドレミ「のひ太様のおばあちゃまは、のひ太様がいつまでも健康で、誰にでも優しく、いつかきっと知恵と勇気を兼ね備えた素晴らしい人間になって下さる事を信ぢておられマシタし、それをこころから望んでおられマシタよ。」

のひ太「あっ、そう。解った。ぢゃあ、もう今日はいいや。ボクもう寝るから部屋から出て行ってくれるか?」

ドレミ「解りマシタでゴザイマス。」

もう限界だった・・・。強がった態度でドレミを部屋から追い出すと、ボクはベッドにうつ伏せて泣きぢゃくった。

うう・・・ああああああん!!おばあちゃん!!ボクは全然駄目だ!!おばあちゃんの期待に何一つ応える事さえ出来てない!!ボクは・・・ボクはむしろ自分の弱さと向き合うのが耐えられなくて、ドレミを虐待する事でしか自尊心を満たす事が出来ない大馬鹿者で弱虫で卑怯な人間の屑なんだ!!

だけど・・・だけど・・・だからと言って、今さら素直になる事も出来やしない・・。

ああ・・・。ボクは・・・ボクは何ていやな奴なんだ!!

ウフフ・・・。ウフフフフ・・・。

まるで・・・まるで蛆虫さ。

我ながら・・・。

我ながら、ヘドが出るよ!!

(つづく)