・・・と風の噂で耳にしたので(←ホントはネットで知っただけなんだけどネ)、早速動画サイトで観てみた。
何と言うのか・・・。
彼の気持ちも良く解る。
おそらく、彼は一生懸命、それこそ全身全霊を込めて「食べやすく」するために努力したのであろうから・・・。
それをいきなり、公衆の面前で「食べにくい」と評されてしまっては、立つ瀬がないと言うものだ。
せっかく、“俺様”を殺して、“皆様”に喜んでもらえるよう、現在の世の中で一般的に“心地良い”とされる価値基準に合致するために必死で頑張ったのに・・・。
商売だからな。
多数決による絶対的な正義に頭を下げ、服従し、誠心誠意尽す事は、彼のプロ意識の表れなのだ。
そしてまた過去に、そうする事によって彼が得た利益なり快楽なり報酬は、それほどまでに甘美だったって事であろう。
だから彼は、“職場”では自分を殺す事さえ厭わなかったのである。
しかし、頭の良い所を見せようとしてわざとひねくれた誉め方をした(←私もその傾向にありマスが・・・)女性パーソナリティは、彼のその鬱屈した感情までは見抜けなかった様だ。
彼の様な、“本当は威張りたくて仕方ない”人間にとっては、それがどれほど彼自身の卑屈なプライドを傷つけるものであったかは、想像に難くない。
しかも、相手は“自分より弱い立場であり、劣る存在であるはず”・・・の女性である。
彼の屈折した怒りと復讐の刃がその女性パーソナリティに向けられた事は、不思議な話でもなんでもないのだ。
ゆえに、不適切発言で干されてしまったトコマノタキの一件とは、その性質と言うか論議されるべき問題点が根本的に異なるのである。
結局の所、“人気”だとか“売り上げ”だとかを気にすると言った、言わば他人の価値基準に自分の評価を委ねると言う行為、そしてその様な職種の仕事は、元々が多数の人間から一般的に良しとされている価値観を共有出来る人間か、上手に嘘のつける人間にしか向いてないのであろう。
彼が、「俺の作る作品は素晴らしい」と本当に思っているのであれば、例え「いやな奴」だと思われようが、「わがままな男」だと疎ましがられようが、自信満々で歌えば良いのだ。
そしたら俺も、あんたの事を少しは好きになって・・・否、たまには思い出す事ぐらいしてやるかも知れないぜ。
まっ、今更無理だろうけどね・・・。
今後もせいぜいお仕事頑張って、出来るだけ多くの人に好かれるが良いさ。
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