Mr.エレクトの独り言 2009年08月10日
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Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

イズモの事(追記)

(一つ前の記事の追記)

え~誤解がない様に申しておきマスが・・・。

私は何も、今回殺された父親が自分の子供に対し、例えば殴るだとか蹴るだとか・・・あるいはその他特別に酷い事をしたと、そしてその仕打ちの度合いが一般的に見て酷かった・・・と言ってる訳ではないのデス。

むしろ、場合によっては体罰も必要だと思いマス。

ただ要するに何が問題であったかと言えば・・・。

200ccしか入らないコップに、1ℓの水を注いだらどうなるか?

そりゃ、こぼれまくりマスわな。

つまりそう言う事。

1ℓの水を注いだ事が悪いのではなく・・・。

その子が現在、何ccのコップであるのか、すなわち現時点でどれだけの受容量があるのか?って事・・・。

すなわち、要するに負荷そのものの量ではなく、それらのバランスや差異を・・・。

この父親は見誤った訳ではなく・・・。

おそらく、見ようとさえしなかったのだ。

・・・って事なんだと思いマスよ。
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イズモの事

イズモの13歳男子が父親を殺したそうで・・・。

まあ、「隣りの家庭は他所の国家」ぐらいに思っていれば、これはビックリする事でも何でもない。

ただ単に、王の圧制に耐えかねた民衆がクーデターを起こしただけの事。

平和な国・・・すなわち平凡な家庭に育った人間には解らないだろうが・・・。

否。こんなの想像の範疇内デスよ。

中にはもっと酷い親も居るって事。

ところで、イズモならぬイジメを同級生から受けた場合、その子供がテロリストになってイジメッコに抵抗するって事はあんまりない・・・と言うか、抵抗出来るくらいならイジメ続けられる事もないのであろうし、これは要するに、学校を卒業するかクラス替えがあるまで我慢すれば良いのだと自分に言い聞かせ、毎日耐えて耐えて耐え抜いて、ただただ嵐が過ぎ去るのを待とうとしてしまうからであろうか・・・。

その点、家庭内はなかなかそうは行かない。もちろん、さっさと家を出てしまえば良いだけの話なのだが、相手は他人ではなく親子なのである。

もしもその子に自立心が芽生えていれば、その様な考えにも至るのであろうが・・・。

親を殺す様な子供は、自立心が芽生えるどころか、親の(自分勝手な理想を押し付けるだけの、子供の資質や能力を無視した)厳しい要求に応える事が出来ず自尊心すらも粉々に打ち砕かれているのだから、そんな境遇から抜け出すには、それこそ自ら命を絶つか、テロリストになるしかないのである。

自分の子供に殺される様な親は、その子の事など本当は何も解っちゃいないのだ。

子供の現在の資質と、その能力を将来伸ばし得るのか否か?そしてその子が何を考えてるのか、何を望んでいるのか・・・。

おそらくその子には、子供特有のたわいもない夢を抱く事はおろか、自分で見つけた何かを好きになる自由さえなかったのであろう。

殺されたその父親が子供に課した理不尽な支配や抑圧に対し、それは他所の家庭の教育方針なんだから他人が首を突っ込むべきではないと言うのであれば・・・。

この事件は、「ただ単に、王の圧制に耐えかねた民衆がクーデターを起こしただけの事。」・・・と、無関心を決め込めば良い。

他所の国がギャアギャア騒いで内政干渉などすべきではないのだ。

しかるに、もしもこの問題を解決しようと思うのであれば・・・。

教育すべきなのは子供の方ではなく、自分の子供の気持ちや精神状態に気づかないどころか解ろうともしなかった親の方であろう。

事故による精神障害や、突然悪魔が乗り移ったなどと言うなら話は別だが・・・。

13歳の子供が自分の父親を殺そうとまで思い詰めるに至った、その切迫した心理状態や如何なるものなのか・・・。

ともあれ、この家庭には、本来親が子に教えるべき“何か”・・・が、欠落していたのだと言うしかあるまい。