しかし、今回はこんなに大勢で・・・。これはあちらも相当本気で地球征服を考えているに違いない・・・。
そこで私は、せめてもの時間稼ぎを図ろうと、ドアから首だけ出して、代表らしき男にこう言った。
私「いや~!!いつか来ると思ってたんデスが仕方ない。解りマシタよ。でもこれだけの品物を移動するのも大変だから、ちょっと知り合いとかに車でも出してもらわないと・・・。」
とかなんとか言って、とりあえず火星人御一行にお帰り願った私は、もちろんそんなの後回しにして、引き続き仕事を再開するのであった。
何せ月末の超キビシイ時期であり、しかも今日は体のコンディションが万全と来てる。こんな日には出来る限りの仕事をしなくちゃよ~!!
・・・と、30分くらいした後。またもドアをノックする音。
うるせ~な~!!こちとら只今絶好調で仕事中だって~のに・・・。
開けると、何とまたあの火星人どもが!!そして件の代表らしき人物が開口一番こう言った。
火星人代表「どう?車出せそうな人は見つかった?」
ええぇ~!!そんなさっきの今で、そんな都合良く手伝ってくれる人が見つかる訳ないし、そもそもこっちは今日明日すぐに片付ける気なんかこれっぽちもないっちゅ~の!!
私「いやいやそんな、こんな昼間っから無理ッスよ。みんな仕事してる時間だし。それに、車で運ぶったって、他に収納する場所がある訳でなし、結局どっかに捨てにいかなきゃいけないんだから、そんなすぐには片付けられっこないッスよ。」
すると火星人代表・・・。
火星人代表「こんな状態で、もしビルが火事になった時に下から人が逃げて来ても、こんなに物がおいてあったらマズイでしょ?」
私「下から逃げて来るったって、こっから屋上へ出るドアに鍵がかかってるんだから、みんな死んぢゃいマスよ!!うち(当店)のドアだって閉まってる訳だし。それにうちの従業員たって二人だし、店開けてる時(現在長期休業中)だって、こう言ったマニア・ショップってのは客なんてほんのわずかしか来ないんだから大丈夫ッスよ。」
火星人代表「それぢゃあHOUKA(←こう言う刺激的な言葉はあんまり使いたくないのでアルファベットにて)されたらどうすんの?他の階の人も迷惑するでしょ?」
私「確かにそれを言われると弱いッスね~。いえいえ、片付ける気がないって言ってる訳ぢゃないんデスよ!!ただ、今はどこも不景気で、うちも家賃とか滞納してて超キビシイ時期なんで、ちょっと待って下サイって言ってるんデス。それに一ヶ月とは言いマセンよ。何とか月末まで(←その日から10日程度)には何とか・・・。」
火星人代表「そんな貴方、月末までなんて待てマセンよ!!」
ひえ~!!昨年来た男と違い、今回の調査団は本気っちゅうか、今日明日にでもやらなきゃ許してもらえない雰囲気・・・。
地球危うし!!
(つづく)
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