そして二日後、今日は再び火星人がやって来る約束の日・・・。
またあのうるさい火星人代表氏が来るのかと、私は戦々恐々として待っていたが、実際には今回は別の二人組がやって来た。
火星人「あれあれ?ここ、片付けてくれるはずぢゃなかったの?」
私「いえいえ、これでも仕事の合間に精一杯やったんスよ。まあこの調子で少しずつ減らして行きマスから・・・。」
やべえ・・・。またうるさい事言われちゃう!!・・・と、私は身構えたが、意外にも・・・。
火星人「それぢゃあね・・・。」
・・・と、火星人側からありがた過ぎる妥協案の申し出が・・・。
火星人「来週の月曜日(三日後)に又来るから、とにかくその時、空っぽになったここ(階段)の写真だけ撮らせてよ。とりあえず荷物は一旦、店の中にでも入れてさ。そしたら書類作れるから。ただし、もちろんその後で良いから、責任持って片付けてよね。」
私「ホントですか~!!解りマシタ!!」
・・・ぐっすん。こちらの苦しい状況を理解してくれたのか、なんて温情あるご提案。あれこれ文句言って申し訳なかったかしら・・・。(^^;)
そして更に三日後。
実は、台車を踊り場にある下水のパイプにチェーン錠でくくり付けていたのだが、鍵を開ける暗証番号が解らなくなったため、Dホーテで針金をカットする鋏を買ってきてぶち切り、これですべて用意は万端。
しばらくすると何人かの火星人がやって来て、さて撮影と相成った。
わずか数分間の間ではあるが、これまた狭い店内の入り口付近に外に置いていた荷物と台車を超無理矢理詰め込みドアを閉め、それらが崩れないよう店内で店番の者に支えさせ、何とか撮影は終了。
火星人「それぢゃあね。今度こそ、ちゃんと片付けといてよ。」
私「解りマシタ~!!ホントにありがとうゴザイマシタ~!!どうもお疲れ様デス~!!」
温情溢れる処遇をしてくれた火星人に対する感謝を最大限に表し、私は彼らを見送った。
ふ~!!これで一件落着!!さあて、年末へ向けてバリバリ仕事しなくちゃ~!!
・・・と、喜んだのもつかの間。
火星人との攻防は、まだまだ終りを告げた訳ではなかったのであった・・・。(TT)
(つづく)
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