しかるに、イヤミを言うためには、高度な言語選択能力はもちろんの事、過剰なユーモアを司る知性と攻撃性、そして更に対象となる相手の事を出来るだけ正確に理解しようと努める誠実さが必要不可欠なのデス。
また、イヤミとはあくまでもレジスタンス・・・すなわち強者の傲慢さを、弱者の側から狙い撃ちするものでなくてはなりマセン。
何故なら、これが例えば生まれつき備わった身体の形状なり出自(国籍や家庭環境)等、その本人の努力では覆す事や克服する事が出来ない事柄を非難するのであれば、それはイヤミなどではなく、単なるイジメになってしまいマスゆえ。
よって、私にイヤミを言われた貴方は、私から見れば強者であると認識されている訳でありマスからして、それは喜んで良い事なのでゲスよ。(^^)
ゆえに、私が最もがっかりさせられるのは、私が発したイヤミに対する返答が、あまりにもユーモアに欠けるものであったり私の急所をズバっと一突きにするものでもなく、ただ単に「そう言う自分はどうなんだよ!!」だとか「お前に言われたかねえよ!!」みたいな、知性や品性に欠けた獣的反応とも呼べる言葉であったりする場合なのでありマス。
しかし、もしもそこで、私が発したイヤミ以上のクオリティを持ったイヤミな返答が為されたならば、私はその悦びと快楽によって悶絶死してしまうかも知れマセン。
例えるならば、それはまるで、殺虫スプレーを浴びせられて断末魔の苦しみに悶えるゴキちゃんの如く・・・。(^^;)
そう・・・その時の私の心情を解説するならば・・・。
地球上では(現時点においては)人類のみに操る事が出来るとされる言語能力の、その限界を更に超える事が出来る人類の未知なる可能性を目の当たりにさせられた事に対し、私の知識欲や進歩欲が過剰なまでに奮い立たされる・・・とでも申しましょうか。
そして更には、それほどまでに真剣に私の急所を見つけ出すべく能動的な態度で臨み、しかも私に最上級のイヤミを投げかけたその相手に対して、私は「貴方こそは私の真の理解者だ!!」と、思わず抱きしめたくなる衝動にさえもかられてしまうのでありマス。
これは想像でしかないが、おそらく武道の高段者やスポーツの上級者同士の対戦においても、これと同様の感動がもたらされているものと、私は推測する次第。
それゆえ、私の発言がイヤミである事にすら気づかない方がいるとするならば、それはそれで私のイヤミ能力(=理解力及び言語能力)が足りないせいであろうと反省もせねばなるまい。
イヤミこそは、人類のみが持つ言語能力を最大限に生かし得る、最上級の娯楽なのだ!!
高度なイヤミを発明する努力、それこそが人類をその獣性(利己的な本能)から解き放つ、最善の方法なのである!!
イヤミ万歳!!
イヤミ最高!!
イヤミは地球を救う!!
イヤミの主成分は、対象物に対する愛(=相手を出来るだけ正確に理解しようと努める精神)に他ならないのだ!!
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