私は特に舞踏に興味がある訳でもないのだが、友人からの「もう歳だし・・・」とのメールを読み、開催場所も当店から自転車で3分の場所である事もあり、冥土の土産のつもりで観に行く事にイタシマシタ。
・・・実際は徹夜で仕事してたんで、その日は昼過ぎから寝ようと思ってたんだけどネ。(@@)
まあしかし、色々思う所もありマシタ。
基本的には、ギリヤーク氏は既に80歳ゆえ、身体能力が高性能な訳でもなければ、見かけだけで言えば、今時のホームレスでもしてない様なボロボロの格好をしており、ましてや私にその芸を理解出来るスキルがある訳でもないのだが・・・。
ただ一つだけ言える事は、人生の半分を費やし流行や権威に頭を下げる事なく一貫して芸に身を捧げてきた、その頑固さと言うか徹底した生き方に対し、共感などと言えばおこがまし過ぎるが、そう言った生き方をしたらどうなるかって事を「自分の代りに実践してくれてありがとう」・・・と、私は素直にそう思わされたのでありマシタ。
もちろん、ギリヤーク氏の様に認められる事もなく人生を終える方も大勢いるのでありましょうが・・・。
「生きて行くため、もらうために他人に頭を下げ続ける人生」もあれば、「芸に身を捧げ尽くす事でのみ、自分を成り立たせようとする人生」もある訳で・・・。
見かけこそ、“ダンシング乞食”(←山下洋輔トリオ「ダンシング古事記」のパロディね)でしかないギリヤーク氏ではあるが、頭が下がるのは、むしろ私の方でありマシタ。
よってこの度は、本当に・・・。
「おありがとうござ~い!!」m(_)m
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