Mr.エレクトの独り言 2011年02月

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

マリア観音/木幡東介「アーカイブ/1995年」②

マリア観音1995年2月23日@渋谷ラママ①「木の葉やもり」~木幡東介


★アルバム「共喰いの村」収録曲。同アルバム収録ヴァージョンは、録音にギタリストや女性コーラスが参加している事から、幾分華やかで軽やかな手触りの作風となっているが、本映像で観られるヴァージョンでは、歌詞に「溶け合う一つの色に向かって二人は必死に色を変える・・・」とある通り、まさしくバンドが一体化を目指すかの様な演奏を堪能する事が出来よう。また本作は、「薄羽蜉蝣」等と同様に、虫や動物の生態を描く事によって、人間が本来持ち得ているはずの美しい本能や本質を顕在化させようとの試みが存分に生かされた作品ともなっているのだ。

■1995年2月23日@渋谷ラママ
「背徳の扉VOL.21」(共演:友川かずき)より①

<演奏曲目>
二つ目小僧
蠍に貰った拳
木の葉やもり
淀みの部屋
髑髏
地獄に堕とす
静かな夜
犬死に
~アンコール~
病床

<メンバー>
木幡東介(Vo,EG,Tp,etc)
平野勇(Dr,Vo)
宮脇慎吾(B)
小森雅彰(Key,Vo)

★手動カメラ撮影版


マリア観音1995年2月23日@渋谷ラママ②「犬死に」(前半~)~木幡東介


マリア観音1995年2月23日@渋谷ラママ③「犬死に」(~後半)~木幡東介

★アルバム「共喰いの村」「髑髏」収録曲。松居・後藤在籍時の代表曲であるが、宮脇・小森加入後、インスト・パートを増やし15分に及ぶ大作(「髑髏」収録ヴァージョン)に生まれ変わった。ライヴでは主にラストに演奏される、あまりに濃く、あまりにも重い作品。然るに、歌詞には「囚われた男には ひとひらの花弁も 一筋の日の光さえ 有るか無きの如し・・・」と、救いの無い陰惨かつ絶望的な状況が描かれつつも、「躑躅(つつじ)の群れ咲く赤い路・・・」と、どこか幼少時の郷愁にも似た言葉が顔を出す所が、実に木幡らしい作風であると言えようか。

■1995年2月23日@渋谷ラママ
「背徳の扉VOL.21」(共演:友川かずき)より②~③

<演奏曲目>
<メンバー>
同上

★固定カメラ撮影版

マリア観音/木幡東介「アーカイブ/1995年」①

<注>時々、埋め込み画面が白くなるトラブルが発生しておりマスが、時間が経てば解消される様デス。

マリア観音1995年10月21日@渋谷ラママ「青天白日」~木幡東介


★アルバム「開き盲目」収録曲。同アルバムは河崎純在籍時の録音だが、元はこの頃木幡のソロ作品として発表され、バンド編成では宮脇慎吾在籍時の、おそらくこの日が初演。よって、アルバム収録時とは歌詞やアレンジが多少異なる。本作は、当時の暴力的(と言うか自己破壊的)かつトゥー・マッチなライヴ・パフォーマンスを凝縮した様な作風で、己が持ち得る生命エネルギーを一滴残らず搾り出さんとする、言わば命取りの楽曲とでも呼ぶべき作品であろうか。そしてまた、まるで死神に魅入られ絞首台への階段を上って行くかの如き不吉さと共に、教会で懺悔の祈りを捧げているかの様な荘厳さをも漂わせた、相反する性質をも同時に併せ持つ、実にマリア観音らしい作品であるとも言えよう。

■1995年10月21日@渋谷ラママ
「背徳の扉VOL.26」(共演:ボンテージ・フルーツ)より

<演奏曲目>
漆黒界
日本川鼠
義眼(インスト)
夏の二人
青天白日
犬死に
~アンコール~
木の葉やもり

<メンバー>
木幡東介(Vo,EG,Tp,etc)
平野勇(Dr,Vo)
宮脇慎吾(B)
小森雅彰(Key,Vo)

★手動カメラ撮影


マリア観音1995年4月18日@吉祥寺MANDA-LAⅡ「蠍にもらった拳」~木幡東介


★アルバム「犬死に」収録曲。トゥー・マッチなライヴ・パフォーマンスが売りかと思えば、この作品の様なメッセージ性の強い、感動的とさえ呼べる楽曲もやってのけるダイナミック・レンジの広さも、マリア観音が持つ魅力の一端であろうか。また本作は、歌詞にも「燃える魂が暴力か?」とある通り、音楽における創造行為や表現活動に注ぐ情熱と労力に対しての、そして更には、生命そのものの存在に対する讃美歌ともなっているのだ。

■1995年4月18日@吉祥寺MANDA-LAⅡ
「背徳の扉VOL.22」(共演:かかし)より

<演奏曲目>
二つ目小僧
蠍にもらった拳
静かな夜
犬死に

<メンバー>
木幡東介(Vo,EG,Tp,etc)
平野勇(Dr,Vo)
宮脇慎吾(B)
小森雅彰(Key,Vo)

★固定カメラ撮影

「MASTURBATION」(中編)~(若干手直し済)

「MASTURBATION」(前編)
http://erect.blog5.fc2.com/blog-entry-1982.html
上記のつづき・・・

・・・とは言え、実はその時点ではまだ、私はマスベの事を大好きになっていた訳ではない・・・と言うか、もちろん好きではあったが、個人の怒りやフラストレーションをストレートに表現したハードコア・パンクを除けば、既に解散してしまっていたものの、人間のこころの内に蠢く劣等感や葛藤を露悪的なまでに曝け出した奇形児の方が、自分にとってはマスベよりも全然リアリティのある存在であったのだ。

参考文献:「奇形児」の思い出
http://erect.blog5.fc2.com/blog-entry-1494.html

言うなれば、その時の私のマスベに対する印象は、おそらく非日常的な生き方をしているロック・スターへの“憧れ”の様なものであったと思われる。

実際、現実と向き合い日常の不満を吐き出すパンク・ロックの生活感あるイメージとは程遠く、その頃の卑龍氏は顔にペイントをしたり演出過多な歌い方をする、私にとっては非常にエキセントリックな存在であったのだ。

ところが、1985年初頭に発売されたばかりの彼らのミニ・アルバム「被害妄想」を聴いて、私は愕然とした。

同作品は元から歌詞カードが付属してないのだが、スタジオ録音ゆえライヴに比べ歌詞がハッキリと聴き取れ、それゆえに1曲目「COMFORT」で歌われる「息苦しい・・・」(歌詞カードが無いので「生き苦しい」とも受け取れた)に対し、私のマスベ・・・そして卑龍氏に対するイメージは一変したのである。(OKレコードから出たCDは、同アルバムのA面とB面の順序が逆に収録されているため、ちょっとピンと来ないかも知れないが・・・。)

その瞬間、それまではどこか手の届かぬ遠い存在の様に見えた卑龍氏が、「息苦しい」と言う言葉と共に、目の前の確かな現実として私の人生に足を踏み入れてきたのだ。

そして、アルバム・タイトルである「被害妄想」はもちろんの事、「置き去りになっても」だとか「現実が歪んで見える」だとかと言った、いわゆるネガティヴな精神から紡ぎ出された言葉が同作品には散りばめられており、それゆえにまた、鬱な気持ちで日々を生きていた私が同バンドに更にのめり込んで行く事は自然の成り行きであった。

事実、その日から、私は同作品をカセット・テープに録音し、繰り返し繰り返し何度も聴き続けたものである。

「被害妄想」を聴く度に私は感じる・・・。

禁忌的な、そして殺伐とした印象の強い同バンドであるが、このアルバムは、まるで子守唄の様だな・・・と。

決して明るくはない・・・と言うより、むしろとことん暗い、しかし私にとってこの作品は、傷ついたこころをやさしく癒してくれ、すべての悪い想い出を闇で覆い隠してくれる、言わば、どす黒い子守唄・・・とでも呼ぶべき存在であろうか。

ゆえに、どの曲も思い入れがあるのだが、やはりB面1曲目の「幻想」が、同作品を聴いている最中の自分の感覚に最も近いものであろうと思われる。

誰も居ない自分独りだけの世界、社会も他人も、そして自分が存在する部屋や空間、更には性別や年齢さえも消え去り、まるで母親の胎内に独り閉じこもっているかの如く・・・誰にも邪魔されず何にも脅かされる事も無く、時間が過ぎるのも忘れ、ただただひたすら自己の内にあるもう一人の自分と対話をし続けているかの様な、穏やかで心地良く、うっとりする程の恍惚とした陶酔感に私は耽溺させらてしまうのだ。

・・・あるいは、このアルバムに収録されているのは、「こんなはずじゃなかったのに!!」と泣き叫ぶ、悲鳴にも似た赤子の泣き声である・・・とでも形容する事が出来ようか・・・。

(後編につづく・・・)

とりあえずこちらで限定公開!!

<お知らせ>やっぱ手動カメラの方が迫力あるんで、近日中に差し替えマス!!御視聴頂き、ありがとうゴザイマシタ!!m(_)m

マリア観音1995年2月23日@渋谷ラママ①「二つ目小僧」
(公開終了)

マリア観音1995年2月23日@渋谷ラママ②「木の葉やもり」
(公開終了)

マリア観音1995年2月23日@渋谷ラママ③「犬死に」(前半~)
(公開終了)

マリア観音1995年2月23日@渋谷ラママ④「犬死に」(~後半)
(公開終了)

■1995年2月23日@渋谷ラママ
「背徳の扉VOL.21」(共演:友川かずき)より

<演奏曲目>
二つ目小僧
蠍に貰った拳
木の葉やもり
淀みの部屋
髑髏
地獄に堕とす
静かな夜
犬死に
~アンコール~
病床

<メンバー>
木幡東介(Vo,EG,Tp,etc)
平野勇(Dr,Vo)
宮脇慎吾(B)
小森雅彰(Key,Vo)

★正面固定カメラ・ヴァージョン

You Tube(埋め込みテスト)

You Tubeにアップしたオフィシャル映像を、ご紹介イタシマス!!(^^)/

バンド編成時代の映像も近日公開予定!!

http://www.youtube.com/user/ERECTRECORD

木幡東介「薄羽蜉蝣」2010年7月26日~マリア観音


木幡東介「棄脱の天地」2010年7月26日~マリア観音


木幡東介「羽衣蝶の詩」2010年7月26日~マリア観音


復活(追記アリ)

排泄物までもがニンニク臭くなる程の過剰なニンニク大量摂取の甲斐あって、今回も何とか事なきを得た・・・が。

そもそも、こんなにしょっちゅう体調崩す事自体が問題か・・・。(@@;)

<追記>
あっ!!あと、風邪引きそうだと思ったら、鼻や喉の乾燥を防ぐために、部屋の中に居てもマスク着用は必須デスよ!!