マリア観音1995年10月21日@渋谷ラママ「青天白日」~木幡東介
★アルバム「開き盲目」収録曲。同アルバムは河崎純在籍時の録音だが、元はこの頃木幡のソロ作品として発表され、バンド編成では宮脇慎吾在籍時の、おそらくこの日が初演。よって、アルバム収録時とは歌詞やアレンジが多少異なる。本作は、当時の暴力的(と言うか自己破壊的)かつトゥー・マッチなライヴ・パフォーマンスを凝縮した様な作風で、己が持ち得る生命エネルギーを一滴残らず搾り出さんとする、言わば命取りの楽曲とでも呼ぶべき作品であろうか。そしてまた、まるで死神に魅入られ絞首台への階段を上って行くかの如き不吉さと共に、教会で懺悔の祈りを捧げているかの様な荘厳さをも漂わせた、相反する性質をも同時に併せ持つ、実にマリア観音らしい作品であるとも言えよう。
■1995年10月21日@渋谷ラママ
「背徳の扉VOL.26」(共演:ボンテージ・フルーツ)より
<演奏曲目>
漆黒界
日本川鼠
義眼(インスト)
夏の二人
青天白日
犬死に
~アンコール~
木の葉やもり
<メンバー>
木幡東介(Vo,EG,Tp,etc)
平野勇(Dr,Vo)
宮脇慎吾(B)
小森雅彰(Key,Vo)
★手動カメラ撮影
マリア観音1995年4月18日@吉祥寺MANDA-LAⅡ「蠍にもらった拳」~木幡東介
★アルバム「犬死に」収録曲。トゥー・マッチなライヴ・パフォーマンスが売りかと思えば、この作品の様なメッセージ性の強い、感動的とさえ呼べる楽曲もやってのけるダイナミック・レンジの広さも、マリア観音が持つ魅力の一端であろうか。また本作は、歌詞にも「燃える魂が暴力か?」とある通り、音楽における創造行為や表現活動に注ぐ情熱と労力に対しての、そして更には、生命そのものの存在に対する讃美歌ともなっているのだ。
■1995年4月18日@吉祥寺MANDA-LAⅡ
「背徳の扉VOL.22」(共演:かかし)より
<演奏曲目>
二つ目小僧
蠍にもらった拳
静かな夜
犬死に
<メンバー>
木幡東介(Vo,EG,Tp,etc)
平野勇(Dr,Vo)
宮脇慎吾(B)
小森雅彰(Key,Vo)
★固定カメラ撮影
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