さて、父と子の討論も、もはや佳境。父子水入らずの闘争の結末や如何に・・・?
ムスコ「早く~!!各国の人生ゲームとやらを用意してよ~ん!!」
チチ「おっ、そのボケ良いぞ・・・。違うわい!!各国ぢゃのうて、苛酷な人生ゲームぢゃっちゅうとんのやって。」
ムスコ「ちぇんちぇい、それ、どうゆう事なよのさ?あっちょんぶりけ。or ちゅうりっぷのあっぷりけ。」
チチ「うぉっほん。それでは発表イタシマ~ス!!」
私は、まるで巻き物をひろげる様な手つきをした後、おもむろにこうつぶやいた。
チチ「いやなら出てけ!!コンニャロ!!アンニャロ!!クソヤロ!!バガヤロ!!・・・むっほん!!」
ムスコ「え~!!そんな~!!戒厳令も敷かずして、イキナリの空襲警報並のビックラコンすぎる出来事及びポツダム宣言並の大ショックのパ~でございまする~。よよよ・・・。」
チチ「それ、ちょっと、面白い・・・。ウォッホン。ええか、ムスコよ。よう聞きタモレ。我が家、すなわち我国では、わしが実権を握っとるわけであって、そのワシの言う事が危険・・・もとい、聞けんっちゅうんなら、お前が出てけ!!と言われようと、文句のひとつも言えずに、絶対服従するか、自由な新天地を求めて、出て行くしか無いって事よ。生殺与奪権は、あくまでも、ワシの手にあるっちゅう事ぞえ。」
ムスコ「ええ~!!そんなファッショな政策が許されてよいものなの~!?ぼっくん、断固抗議するからね~!!」
チチ「偉い!!よう言うた!!それでこそ、ワシのムスコ。ええか、ムスコよ。ワシは、もしもおめえが、黙って出て行くつもりなら、寝たふりしてる間に出て行ってくれ~!!と、ジュリーを気取るつもりぢゃったし、その逆に、もしも、もしも、もしもだぜよ、おめえが、ワシの命令に絶対服従しようもんなら、そん時ぁ、そん時ぁ、テツヤ、そん時ぁ、お前、死ね!!・・・と、母に捧げるバラードが聴こえて来るかも知れんかったぞなもしかして。」
ムスコ「チチギミ!!拙者、チチギミについて、大層、誤解しておりマシタ!!」
ひしと抱き合い、将来を誓い合う、チチとムスコ。ああ、涙無しでは語り明かせぬ今宵、今宵の月も久しからずや・・・。
そこへ、再び、ママン登場。
ママン「あらあら、二人とも、そんなこんなでもう午後8時。ご飯も出来たし、食卓に全員集合~!!ってか?」
チチ&ムスコ「わ~い!!おなかすいた~!!」
そして、いつもと変わらぬ一家の団欒。ああ、この家族に幸あれ。
(おしまい)
イキアタ・リバッタリー著「ヘンな親子」より。
「あとがき」
スミマセン・・・。何も考えず、書きマシタ。テヘヘ・・・。