悪夢の途中、思わず叫びそうになって、目が覚めてしまう事はないだろうか?
しかも、例えば、「助けて!!」だとか、「やめろ~!!」と、叫び出す直前に目が覚めてしまったものだから、ホントに口から声が出てしまい、しかし起きた瞬間だから身体が思うように動かず、変な発音で、しかし勢いがついているため、「たふけて~・・・」と、その台詞を最後まで言い切ってしまう事って・・・。
先日の事である。私は夢を見た。
そこには、私の姉と弟、そして映像としての出演はなかったが、おそらく両親も居たのだろうか?
・・・詳しい内容は説明すまい。思い出すのがいやで、2~3年前に記憶が蘇えるまで、無意識に封印していた出来事(←と言うか、時期)が主題となっている夢だったのだから・・・。
私にとって、実家を出て上京した理由は、親の元・・・と言うか、親のそばを離れるためでもあった。
もっと正直に言えば、親の監視下、・・・否、支配下から逃れるためであろうか。
元凶は、間違いなく、そこにあった。
・・・とは言え、一般的に見れば、おそらく良い親の部類に入るだろうが。
話を元に戻そう・・・。
夢の途中で、私は激昂のあまり、目を覚ました。
そして、起き抜けの、ろれつの回らぬ口調で、こう叫んだ。
「おえがあのほき、ほれだへふらかったか、わかってんろかよ!!」・・・と。
(訳:「オレがあの時、どれだけつらかったか、わかってんのかよ!!」)
もう30年近くも前の事なのに・・・。
未だに根に持っているとは・・・。