Mr.エレクトの独り言 御都合主義の生贄

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

御都合主義の生贄

またもJR西日本の脱線事故について・・・。

事故車両に乗っていた車掌2人が、救助活動をせずに、出社してしまった件だが、私の意見は、彼らに同情的である。

根本的に問題とすべきなのは、事故や、突然のアクシデントが起きた時に、自身の考えによって、通常の業務を変更する事が許されていなかった点である。

車掌らが、自分自身の考えで、どちらにするか迷ったあげく、救助活動を放ったらかして、出社したなら、それは世間のみならず、会社(JR西日本)からも非難されてしかるべきであろう。だが、今回の件は、会社側が、出社を促したのだから、その命令を出した会社が悪い。

もしも、車掌らが、会社の命令を無視して、人道的な立場から、救助活動をして、会社をクビになったら(もちろん、今回の件では、世間がそれを許さないだろうが・・・)、誰が、彼らの再就職を保障してくれると言うのだ。

野次馬の悪い所は、英雄的行為ばかりを求めるくせに、ヒーローの、その後の面倒までは見ないって事だ。

まあ、先に( )で述べた様に、会社の命令に逆らって、救助活動をしたところで、クビになる様な事は無かったろうし、そんな事したら、JR西日本は、もっと信用を落しただろうが、あの軍隊の様な会社に勤めていて、あの事故の直後に、会社からの指示に逆らってまで、自らが救助活動に参加なんて、出来なかったと、私は思う。

もちろん、警察やら救助のプロフェッショナルの到着が遅くなる山奥であるとか、民間人の救助活動の手伝いが望めない場面で、事故現場をそそくさと立ち去ったならば、それは批判するに値するであろうが・・・。

要するに、事故後の対応マニュアルが無いと言う事と、無いなら無いで、居合わせた車掌自身に、行動をケース・バイ・ケースで自由に決定出来る権限を与えてなかった事が問題なのである。

ロボットがご主人様の言いつけに従って、何が悪い?

しかし、ボウリングの件はアカンで。まだ電車の中に閉ぢ込められて居る人達が居る時点で、明日でもあさってでも出来る催しは、自粛すべきであったろう。救助活動の手伝いをせよとまでは言わないが・・・。

まあ、会社がらみの催しでも無く、退社後の、個人としての自由時間ならば、束縛も出来ないが、それはそれで、会社にとっては、非常に良く出来た優良社員(←もちろん皮肉)であろう。

死んだ人達は二度とは戻らないがゆえ、今回の事件を、JR西日本はもちろん、私たちも、これを教訓として、一片残らず食い尽くす事でしか、死者への供養の方法など無い様に思われる。

怒りのエネルギーを、無駄に消費してはいけない。

本当に憎むべき諸悪の根元から、目をそらしてはならない。