Mr.エレクトの独り言 「都会の漂流者」②

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

「都会の漂流者」②

なるほどなるほど。

世間の風潮を左右するマスコミの奴らが、ネットカフェ難民を迫害するのは、そう言う理由か。

彼らの中には、一部かも知れないが、自由を求めて自らそうしている者も、少なからず居るはず。

そして、そう言う人達は、部屋を持つ者とは異なり、自分の持ち得るスペースが少ないゆえ、生活に必要な道具はやむを得ないとして、それ以外の余計な荷物・・・すなわち、趣味のコレクションだとか、娯楽のための品々を、望むと望まざるに関わらず、所有する事が、物理的に出来ない。よって、物欲に振り回された挙句に、無駄・・・と言うか必要以上の消費をしなくて済むのだ。

ゆえに、人々の欲望を刺激し、消費活動を煽る事によって利益を得ている者達にとっては、ネットカフェ難民に、なんとしても部屋を借りさせて、もっともっと、たくさんモノを買わせたいがため、彼らの境遇を取り沙汰にし、さもそれが悲しい事や惨めな事であるかの様に宣伝、情報流布するのである。

何せ、部屋・・・すなわち、ある一定のスペースがあれば、その室内を飾り付けるなり、欲しいモノを購入して保管するなりと、何らかの物質で空間を埋めようとしてしまうもの・・・。

しかし、定住する部屋が無ければ、人は、自分の胸の内にあるスペース分を満たせば良い訳で、要は本人のこころが満たされていれば、本来はそれで充分なはずなのだ。

もちろん、それしか出来ないゆえ仕方無く我慢しているのだ・・・とも言えるが、そもそも、物欲など、いくら満たしても満たしても満たしきれないもの。むしろ、物欲を捨て去る事が出来たなら、どんなにか楽に生きる事が出来るだろう・・・と、私などは考える。

しかるに、私の様な凡人には、それがなかなか出来ないのではあるが・・・。


欲望が大きいから、我慢しなくちゃならない。

欲望が小さければ、ほんのちょっとの努力で幸せになれる。

・・・とは言え、物欲に支配されて生きるのも、ひとつの生き方。

それが本当に、自分自身が、こころから望んでいる事なのであれば・・・。