しかし、おかしな話である。
早熟な17歳も、未熟な17歳も、同様に扱われると言う、非常に矛盾してると言うか、被害者及びその遺族にとっても、理不尽極まりない仕打ちがある一方で・・・。
母子殺人事件の被告が、犯行当時、18歳になってから、まだ30日しか過ぎてなかったと言う点をあげつらい、ゆえに云々かんぬん・・・などと論争するなんて、ナンセンスにも程がある。
だったら最初から、年齢なんかで区切らないで、他の基準や要因から判断する事にしておけば良いではないか。
・・・しかし、ホント、あんな事はするもんぢゃないね~。
だって、人数こそ多いものの、ろくな弁護士がつかないんだもの・・・。
だいたいさ~、死刑廃止死刑廃止って言うけど、何のための死刑廃止論よ?
“人の命は尊い”からこその、死刑廃止論でしょ?
それなのに、そんな尊い人の命を、あんな形で奪った犯人を弁護してどうすんの!!
そもそも、死刑廃止論者は、死刑以上に人殺しを憎むべきぢゃないの!?
本当に死刑を廃止したいんだったら、その前に、人殺しを根絶するための運動なり啓蒙活動をする方が先決なんとちゃう!?
だって、人殺しがなくなりゃ、死刑もなくなるでしょ?
それに、あんな事件に、殺意があったかなかったかなんて、検証する必要なんて無いよ!!
仮に、騙して部屋に上がり込む以前には、本当に殺意が無かったとしてもだよ、例えば街を気分良く歩いてたら、突然、腹の立つ出来事に出くわして、その結果、人を殺してしまった場合、出かける前にはそんな気持ち毛頭無くとも、その時、「殺してやろうと思った」のであれば、殺意があったって事になるんでしょ?
・・・トナルト、事前に殺意は無くとも、部屋に上がった後、泣き喚く赤子に対して、その時、殺意が芽生えたのであれば、・・・ましてや、殺意が芽生えるかも知れない状況を自分で作り出してる訳なんだから、一体全体、どんな言い訳が通用するって言うのよ!!
ところで、「かと言って、そう簡単に死刑にして良いものか?」・・・ってな疑問も、実はあるのだが、それは、また次回・・・。
(つづく)