Mr.エレクトの独り言 ソドム「聖レクイエム」

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

ソドム「聖レクイエム」

最近、久しぶりに、ソドムの「聖レクイエム」(OKレコードから出たCDの方)を聴いている。しかも、かなりのヘヴィロテで。

当時は、通信販売(もう上京してたか?)でオリジナルのカセット・テープを購入して聴いていたが、上京してからすぐに観に行った時のソドムは、既にバースディ・パーティもどきになっていた(・・・とは言え、当時はバースディ・パーティを聴いた事無くて、ずいぶん後に、マリア観音の木幡宅にて、レコードを聴かされて知ったのデシタ)。

ハードコア・パンク時代のソドムは、実にシンプルかつオーソドックスなハードコアで、同ぢシンプルなハードコアでも、白(KURO)の様な暴力的な所は無く、洗練されており、実にあっさりスッキリしているのだが、ナチュラルで流麗なコード進行が特徴で、非常に聴きやすく、そこが好き嫌いの分かれる所であろうが、私は好きで、当時もしょっちゅう聴いていた。

ギズムの様に暗く無く、ガーゼの様に凝った曲調でも無く、エクスキュートの様に激しくも無く、カムズの様に突き抜けた爽快感も無く、クレイの様に重い構造美も無いが、ソドムには、他のバンドに無い魅力がある。

しかし、改めて聴き直すと、ドラムも下手だし、微妙にずれてるのが気になって仕方ないが、ギミックが無いと言うか、このストレートな疾走感が実に心地良い。

ソドムと言うバンドは、その後、ポジパンやハウスやら何やらに、音楽の形態を目まぐるしく変えて行くのだが、その流行にミーハーな敏感さ、好きなものにすぐ飛びついちゃうピュアな精神が音楽にも現われていて、それが、解りやすく取っ付きやすい楽曲の基なのだろう。

若さゆえの一瞬の気の迷い。若気の至り。それらは、例え勘違いであろうが、嘘が無い分、美しい。

徒花ならば、潔く散れば良し。

突き詰めるならば、命の続く限り・・・。