「妬む」と言う行為は、その対象となる人物が元から所有している資産なり能力から生み出された“結果”である、物質の量なり質を羨み、かつそれを欲しがる事であるが、だとすれば、私に「妬み」の感情は無い。
私にあるのは、「フェア(公平)な勝負なり競争がしたい」と言う、純粋かつ真っ当な怒りと願いの気持ちだけなのだ。
それで負ければ悔いはないし、勝てば勝ったで、自分の努力が正当に報われて嬉しいだけの話。
要するに、私は、様々な要因や活動経過によってもたらされた、その“収穫物(=結果)のみ”を寄越せと言っているのでは、決して無いのだ。
人はそれぞれ、目的とする結果を求めるために行動し、そのプロセスの量と質に見合った、相応の報酬を得るべきである。
また、別の言い方をするならば、私は、今現在、他人が所有している財産が欲しい訳では無い。
言うなれば、私の望みは、ただ単に“自分の力で”財産を築きたい(=成果を得たい)と言うだけの事なのである。