Mr.エレクトの独り言 「ザ・スラッヂ復活ライヴ・レポート」(前編)

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

「ザ・スラッヂ復活ライヴ・レポート」(前編)

今回は、4月12日@目黒鹿鳴館で行われる、きちろー氏企画ライヴの、言わばメイン・アクト的バンドであるアフター・ザ・スラッヂについての紹介も兼ね、昨年末に行われた「ザ・スラッヂ復活~アフター・ザ・スラッヂ始動」ライヴについて、超遅ればせながらの報告をしたいと思いマス・・・。


「ザ・スラッヂ復活ライヴ・レポート」(前編)

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奇跡のCD発売から約1年~解散後20年の時を経て、遂に復活したザ・スラッヂ。バンド名もアフター・ザ・スラッヂ(ATS)と変え、心機一転の活動再開である。

ただ、唯一残念なのは、そこにギタリストである片岡理氏が参加していない事。そして、その片岡理氏が郷里の病院で帰らぬ人となり、めでたいはずのCD発売記念ライヴが、片岡理追悼ライヴとなってしまった事であろうか・・・。

ちなみに、当日のメンバーは、Vo:スガワラ(ex THE SLUDGE)、B:カタヤマ(ex THE SLUDGE)、Ds:ヒビヤ(ex THE SLUDGE)、G:ヤマジ(dip、qyb)、G:モリモト(電機姉、堕空、Ethnois Arkestra)の五名。・・・なお、当日のライヴの後半には、スラッヂ後期参加ドラマーのホンジョウ氏(~ex dip the flag)を初め、モリモト氏人脈のナカムラ氏(Ethnois Arkestra、他)がキーボードにてゲスト参加すると言った場面もあったのだが、その辺りの細かい解説は他の方に任せ、私は、スラッヂ及びATSの基本メンバーとも言えるライン・ナップについて語りたいと思う。

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さて、当日のライヴは、割と小さめのハコである新宿ウルガとは言え、なかなかの大入り。共演バンドの演奏によって客席も程よく温まった所へ、トリを務めるATSの登場である・・・。

ここで、まず手初めに、このバンドが持つ魅力の一端を述べるならば、その骨太なアンサンブルを支える・・・と言うよりは、まるで蒸気機関車を動かすためのボイラー作業を思わせる、バンドの推進力の動力源とも呼べるリズム・セクションの素晴らしさであろうか。ヒビヤ氏の、タイトでありながらも律儀なまでにスネアを力任せに引っぱたき続ける思い切りの良いドラムは、まるで馬をけしかけるかの様にバンドを煽り、カタヤマ氏の空間を埋め尽くすかの如く張り詰めたベース・プレイは、バンドが放つ熱や緊張感が、ある一定のラインを下回る事は絶対に許さないとでも言わんばかりの切迫感に満ちているのだ。

そして、片岡氏不在の穴を埋めるべく参加した二人のギタリスト、dip等でも活動中のヤマジカズヒデ氏と、スラッヂ復活の立役者でもあり発売されたCDのレーベル・オーナーでもあるモリモトアリオミ氏。プロのミュージシャンとして現役活動中のヤマジ氏の演奏技術及び観客動員における貢献度はもちろんであるが、それ以上に、スラッヂを敬愛してやまない彼らを起用した事は、非常に正しい判断であったと言えよう。

何故なら、そもそも、故・片岡氏のギター・プレイとは・・・。

(つづく)


今日の所は、ここまででお許しを・・・。(^^;)