Mr.エレクトの独り言 禁未来小説「ドラへもん」その69「恥辱の教室」の巻
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Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

禁未来小説「ドラへもん」その69「恥辱の教室」の巻

ウフフ・・・。ボクが謝ったら、シズコちゃん、どんな顔するかしら?

・・・能天気なボクは、この先、自分にのしかかる事になる苦しみに対し、あまりにも無防備だった。

教室のドアを開けると、一瞬、室内の空気が変化した気がした・・・が、ボクはそんなささいな感覚に構う事なく、シズコちゃんの姿を探した。

あっ!!あそこに、シズコちゃんの姿が・・・。

ボクは他の生徒に気づかれないようにシズコちゃんに近づくと、「てへへ・・・昨日は変な事言ってゴメンネ・・・」と小声で謝った。

すると・・・。

言葉では形容出来ない程の迷惑そうな顔をして、その場を離れるシズコちゃん・・・。

何だよ!!あの野郎!!人がせっかく素直に謝ってるって言うのに!!

・・・ボクは、先程までの殊勝な気持ち・・・否、甘すぎる現実認識による楽観的な気持ちをシズコちゃんの冷たい態度で打ち砕かれ、反射的に怒りが沸き起こる自分を抑え切れなかった。

チェッ!!あいつ何様だと思ってやがるんだ。この、のひた様が直々に詫びを入れてるってのに!!

だが・・・、ふっと隣に目をやると、その光景を傍で見ていた女子生徒が、ボクの事を、まるで憐れむかの様に見ていた。

・・・と、その瞬間、ボクは直感的に察知した。

「こいつ、昨日の事を知っている。」

そして、教室全体を見渡し、愕然とした・・・。

「こいつらも、みんな知っている・・・。」

それを言葉では上手く言い表せないけど、その時確かに、他の生徒達も皆、こころの底ではボクを嘲笑っているかの様に見えたんだ・・・。

ちくしょ~!!シズコの野郎が言いふらしたのか!!

あるいは学校暗闇サイトとやらに、誰かが書き込んだのか!!

おそらく、例のおしゃべり女あたりが・・・。

そんな邪推も一段落するや、一転、ボクのこころには猛烈な恥辱と後悔と怒りと憎しみの感情が込み上げてきた。

くそ~!!やっぱあんな事するんぢゃなかった!!

教室の隅っこで大人しく、当たり障りのない日々を送れればそれで良かったのに!!

ボクはもう、恥ずかしくて死にそうだよ!!

今すぐにでも、ここから消え去ってしまいたい!!

ぐぐ・・・ぐぐぐ・・・

ぐっぐっ・・・ぐぐぐぐぐぐぐ・・・

それにしても・・・

どいつもこいつも・・・

今に・・・

今に見てろ~!!

お前らみんな・・・

皆殺しにしてやる!!

(つづく)