Mr.エレクトの独り言 コンプレックス

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

コンプレックス

人は大抵、何かしらコンプレックスを持っている。

コンプレックスの無い人間はいない・・・とまでは言わないが、極めて珍しい。

しかし、コンプレックスとは、すなわち劣等感。

必ずしも、明らかな劣等“点”がある・・・と言う訳では決してないのだ。

・・・これは面白い。

要するに、ある意味、自分が人より劣っていると感ぢる事・・・それこそが劣等感の正体であり、目が見えないだとか耳が聞こえないだとかの様に、生きるにおいて実際に不具合がある訳では無い場合も多いのだ。

・・・とは言え、現実的に何かしら不利益を被っている場合もあるゆえ、そう言う意味においては劣等“点”である事に間違いはないのではあるが、それにせよ他人と比べて損をしているだとか下に見られるだとか言う具合に、確固たる基準に照らし合わせた訳でもなく、ただただ自分の知り得る情報の範囲内における他者との比較によって決め付けているだけに過ぎないのである。

よって、コンプレックスを解消するには、その根本原因を改善すれば良い訳なのであるからして、他人との比較で自分の幸福度を測る事をやめれば済むだけの話なのであるが、人々を競争させる事によって成り立っているこの下らない社会体制下においては、そう簡単にその洗脳が解かれる事はないであろうから、その様な無理難題をふっかけるのはやめにして・・・。

そもそも、そのコンプレックスの元となる点が、整形なりダイエットなり・・・と、何らかの方法で改善出来るものであるならば、そうすれば良いだけの事だが、もはや生まれ変わるしかない様な場合もあるだろう。

しかるに、そう言った場合、別の部分を強化する事によって欠点をカバーしようと、人は涙ぐましい努力をするものである。

そして、その苦労が報われ、ある一側面で他人を追い抜き優越感を得る事によって自分に自信を持ち、コンプレックスを解消する事が出来れば、それに越した事はない。

だが、当初あったコンプレックスの元が無くなった訳ではないゆえ、その点を指摘されれば元の木阿弥。いくら努力をしても無駄なのだと言う事を思い知るだけだろう・・・。

結局の所、他者との比較によって劣等感を抱いたり優越感を得ようとする考え方自体を改めない限り、コンプレックスが解消される事など未来永劫有り得ないのだ。

コンプレックス・・・すなわち劣等感。

それは決して、劣等“点”・・・などではない。

しかしながら、人々から金を搾り取るために盲目的な競争に駆り立てようと目論む者にしてみれば、絶好の付け込み所であると言う事には間違いない。