Mr.エレクトの独り言 続・続・自殺論
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Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

続・続・自殺論

「続・自殺論」の補足・・・。

・・・とは言え、意識が正常な状態で、更には明確な意志をもって自殺する人は少なく、たいていは鬱みたいな状態のまま、気がついたら自殺してるんだろうから、既に自殺してしまった人間に対して怒った所で後の祭りなんだろうな。

要するに、自殺する事は“勇気”なんかではなく、ある種の“病気”だって事だ・・・。

ところで、私は“悲しみマニア”が嫌いである。

悲しむ事で何かが変わると考えるのは、しょせん神頼み的な発想だ。

あるいは、保護者に対して駄々をこねて、道端で泣き喚く幼児のそれか・・・。

悲しむ事が好きなのであれば別だが、本当に悲くてつらい気持ちでいるのであれば、「もう二度と、こんな悲しい思いはしたくない!!」・・・と考えるのが普通ではないだろうか。

そして、そう考えたならば、悲しみの発生源及び、その根本原因を無くそうと行動する事が、当然の成り行きであるはずなのだ。

ゆえに、もっと憎め!!・・・と、私は繰り返し言うのである。

本気で悲しんでいるのであれば、理不尽な出来事や仕打ちに対し“許せない”と言う怒りの気持ちでいっぱいになるはずなのではないだろうか。

「悲しみに浸って良い気分になってる自分の大切な気持ちを邪魔された事が、そんなに腹立たしいか!?」

いつだって、自分の感情を第一に優先するんだね~。

問題を根本的に解決する事よりも・・・。

しかし、自殺を無くす・・・否、少しでも減らそうとするのなら、自殺以外(以前)の逃げ場ってのを用意しなきゃ駄目だよな~。

別に逃げたって良いぢゃん?

どうして、「目の前の困難に立ち向かって、それを克服すべきである」・・・みたいな言い方ばっかすんのかね?

不毛な争いや馬鹿げた競争に参加しない事が“逃避”だなんて、冗談ぢゃない!!

以下は、あくまでも私個人の考えではあるが・・・。

真に為すべきなのは、“人間らしく生きる事”を妨げる理不尽な抑圧に対して何ら抵抗する事なく服従してしまわない事、そして抑制の効かぬ自己中心的な欲求に振り回されてしまわぬ様にする事であり、更に言うなれば、洗脳され続け植えつけられた“人間を家畜にするための価値観”を疑い、徹底的に抵抗する事なのだ。

もしも、それらに対して何一つとして抗わないのであれば、私にとって、それは既に人間としては死んだも同然・・・。

何故なら、“自殺”=“自分を殺す事”・・・だからである。

人間は、生まれたからには生きねばならない。

おそらくは、それが人間の仕事であろう。

自分らしく生きる事、そして、人間として生きる事こそが・・・。