え~・・・。そもそも、人には人それぞれ異なる、生きる目的ってやつがある訳でありマスからして・・・。
山に登りたい人も居れば、海に潜りたい人も居るし、豪邸に住みたい人も居れば、自然と仲良く暮らしたい人も居る訳で・・・。
にも関わらず、すべての人が共通の目的を目指さなければならない様に仕向けたり、その様な価値観を必要以上に植えつけようとする事には、とても耐えられない訳で・・・。
しかもそれが、ある一部の特権階級を潤わせるためだけにあるとなれば、それは最早我慢ならない訳でありマス。
ところで、私が真っ当な人生から足を踏み外した理由とは・・・。
ズバリ言って、私が生まれ育った家庭が原因に他ならない。
・・・とは言え、両親揃ってたし、異常に貧困だった訳でもなければ、酒乱で暴力振るう様な親父が居た訳でも無いのでありマスが・・・。
しかしながら、ただ同ぢ屋根の下に生まれたと言うだけで、それぞれ個別の人間である親兄弟が一緒に暮らさねばならないと言う、あの家族制度ってやつが、私がひねくれて育つすべて元凶であったのでありマス。
・・・って、自分を生んでくれた両親と、その前後に生まれた姉と弟なんだから、一緒に住むのが当然なんだけどね。(^^;)
だけど、異なる価値観を認めない・・・とまでは言わないが、その中で楽しく、あるいはせめて無難に生きていくためには、ある程度共通の価値観を有する事が必須。
・・・もちろん、自由奔放な家庭もあるだろうけど、うちはそうぢゃなかったって事・・・。
そして、その価値観を受け入れるためには、ある一定の基準を満たす事が必要となってくる。
そんな家庭に、私の様な生命力も精神力も弱い人間が同居したらどうなるか・・・。
繰り返すが、私の生まれた家庭は、世間的に見れば極一般的な、普通の、そこそこ幸せな環境であった。
よって、悪いのは間違いなく、甘ったれでっぐずったれで弱虫で駄目な私の方なのである・・・。
・・・と、そんな事を今さら愚痴ってもしょうがないのであるが・・・。
ゆえに私は、家族だとか家庭だとかってものに全く興味が無いどころか、ましてや憧れなんて到底持ち得ようはずがないのである。
(なんせ、毎日自宅に帰って寝る様な、至極当たり前な生活様式も好きぢゃないと来てるし・・・。)
ただ単に同ぢ家庭、あるいは国家、あるいは惑星に生まれたと言うだけで、同様の価値観を持つよう強制するのはやめてくれ・・・。
だから、私の願いは、いつも一つだけなのである。
貴方に、「自分の価値観と相容れないものを認めろ」・・・とは言わない。
ただただ・・・。
「放っといてくれよ!!」
・・・って事。