Mr.エレクトの独り言 禁未来小説「ドラへもん」その⑤「拍子抜け」の巻
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Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

禁未来小説「ドラへもん」その⑤「拍子抜け」の巻

あの下品な猫型ロボットの家庭教師、ドラへもんが我が家にやって来てから、今日が初めての登校日・・・。

ボクこと、のひ太は、こころにある決意を秘め、いつもの様に学校での苦行を終え、いつもの様にイヂメにあいつつも、奴の待つ自宅へ向かうべく、重い足取りで帰途についていた。

「ええい、どうにでもなれだ。どうせボクの人生なんて、不幸続きの悲運続きの被災続きの、地獄へと向かう血塗られた暗黒の旅路なんだ。今さら、鬼の一匹や二匹増えたって、どうって事ないや。」

ボクは、半ばやけくそ気味な気分で、家のドアを開けた。

「ただいま~!!」

そして、そのママ、二階に駆け上がり、部屋に入る・・・。

すると!!

そこには、ドラへもんの姿は無かった。

「なんだよ、あいつ、何処行ったんだ?」

押し入れの中にも居ないし、もちろん、階下にも居なかったはずなのに・・・。

ママ「のひ太サン!おやつよ~!」

と、これと言ってやる事も無く、いつも通り昼寝をしていると、階下からママの呼ぶ声がした。

のひ太「ねえ、ママ~。ドラへもんは何処行ったの?」

ママ「あら?お二階には居なかった?ママは知らないわよ」

後で解った事だが、ドラへもんは、近所の雌猫を追いかけて、一日中、外出していた模様。

え~!!どう言う事さ。ボクを教育するとか何とか言っといて、初日から外で遊びまわってるなんて。まったく・・・。とんだ拍子抜けだよ・・・。

(つづく)