Mr.エレクトの独り言 コナイダのいぬ屋敷

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

コナイダのいぬ屋敷

日付やタイトルは、後で入力し直すかも・・・。

時空を超えた(遅すぎるとも言う)ライヴ・レポの始まり~!!出演順番も忘れたぞ。この日は、まんずまんずワールド(男男世界)でありマシタ。

ゴキブリコンビナート。素晴らしい。たまの石川浩司氏にも通ずる、他人にとってはどうでも良い、ほんのささいな事柄や苦悩を、まるで世界が破滅するかの如く最大限に増幅してしまったかの様な、その行き過ぎたパフォーマンスが最高である。とことんまでに自己と向き合ったがゆえに発せられる怨念の叫びは、観ている者を自問自答の鏡の迷宮に突き落とす。俺はこのママで良いのか?・・・これで良いのだ!!あの人達(ゴキコン)に比べれば、俺の苦悩などたかが知れてる。地獄の深さで俺の負け。

竹島蹄山グループ。何度も観ているが、シナリオはいつも完璧。竹島師匠の声色も顔色も気色悪い程にバッチリ。今回は、バンドの演奏が割とリラックスしていると言うか、ラフでワイルドだった様な気がする。初めて観た時は、「テープを流せば良いのでは?」とも思ったりしたので、この成り行きは正解か?後日、円盤で行われた、ひとり講談も、ギャグやイロモノに見せかけた(その通りか?)パフォーマンスの中にも、一部の男性にとっては、身につまされるかの切ないお話に、思わずマイ・ブロークン・ハートをキュン!!とさせられた・・・。いつの世も、男とは、お馬鹿でロマンチストなのね。

ビル。~先日の池袋ADMでのライヴにかけて、バンドとしての完成度も更に増し、ビル色と言うものが明確になって来た様だ。若干、まとめすぎの傾向は、作曲担当の久保偽札犯氏の性格、及び責任感と誠実さの現われか?遊びごころのある「むっつりすけべ」と、曲名が解らぬが、一心不乱で演奏する(しかない)、密度の濃い激しい楽曲が特に良い。テルミン(ふんどし?)効果も絶大。

センチメンタル出刃包丁。ハッキリ言って、演奏は確かに荒い。とは言え、その、目を覆い耳を塞ぎたくなる程に暴力的なまでのパフォーマンスが、このバンドの将来性を左右する鍵でもあり、誤解(理解?)される要因でもある事は否めない。しかし、良く聴けば、時にキャッチーかつ多彩な曲調やリズムの楽曲が、実に魅力的なのである。この日の演奏も、まるで、パンク誕生以前、パンク・ロック(のスタイル)が普及していない国のバンドを観ているかの様であった。現段階では、そのあまりに過剰なる“やりたい気持ち”に、演奏力が追いついていないだけなのだ。あの熱量が、すべて表現行為として昇華されれば、末恐ろしい事になる。既成の枠に収まりきらない、今後の進化に期待。

家出少年。これはNG。私には、オシリペンペンズの表面的な形式だけを拝借した様にしか見えない。何を喋るか前もって考えておいたかの様なMCや、最後の曲で大暴れ・・・と、あらかぢめ用意されたシナリオが透けて見えてしまう。とは言え、表現行為がすべて本音や本心に基づく必要は無いので、そう言う意味では、演技力不足と言い換えても良い。

<総評>結局、出来る事しかやらないバンドと言うのはつまらないのだ。そもそも、出来る事を精一杯やるのは当然の事なのであるからして、それならば、その“出来る事”が多いバンドなり音楽を聴けば良いだけの話である。しかし、私が観たいもの、求めてやまないものは、出来る事以上、すなわち、現在の自分の能力以上の事をやろうとする気持ちであり、表現しきれずはみ出してしまう程の感情や想いであり、そんなトゥーマッチ(やり過ぎ)かつ情熱的な人間の姿なのである。

やり過ぎ歓迎!!みんな、もっと、やり過ぎろ!!