夏休み?日目。
ボクは、ふいに目を覚ました。
今日は一体、何月何日の何曜日なんだろう・・・。
あれから数日間、ボクはただただベッドの上で寝たり起きたりを繰り返していた・・・。
それゆえ・・・。
いつしか体力は衰え、もはや何かをする気力すらなく、ボクは「もうどうなってもいい!!」・・・と、言わば消極的な自殺願望に身を任せ、命を繋ぐ残りわずかな意志の欠片を今まさに手放さんとする寸前・・・。
・・・の、はずだった。
おそらく・・・。
アパートの独り暮らしをしている老人の死ってのは、こんなもんなんだろうな。
だって・・・。
未来・・・そう・・・。向かうべき道が、目指すべき光が既にないんだもの・・・。
ウフフ・・・。
だけど、おかしなもんだ・・・。
こんな状態にありながらも・・・。否、むしろこんな状態にあるゆえになのか、ボクの胸の内に巣食う何かが、むずむずと抵抗を始めやがる・・・。
こう・・・上手く言えないんだけれど、もしかしたら、これが生存本能ってやつなんだろうか?
ただし、あまりにもか細過ぎるせいで、身体エネルギーがここまで落ち込んだ今になって初めて、それがようやっと顔を出したって所か・・・。
フフフ・・・。
「生きろ」・・・とでも言うのか?
こんなボクに・・・。
夢も希望も何もない・・・。
このボクに・・・。
この先どうやって・・・。
一体・・・。
何のために・・・?
・・・。
ナ・ン・ノ・タ・メ・ニ!?
(つづく)
★連載再開!!生きながらにして魂を八つ裂きにされるかの如し、のひ太少年の羞恥と煉獄の地獄巡りに終りなどないのでありマス・・・。