Mr.エレクトの独り言 禁未来小説「ドラへもん」その83「魂の亡骸」の巻

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

禁未来小説「ドラへもん」その83「魂の亡骸」の巻

夏休み?日目。

ボクは、ふいに目を覚ました。

今日は一体、何月何日の何曜日なんだろう・・・。

あれから数日間、ボクはただただベッドの上で寝たり起きたりを繰り返していた・・・。

それゆえ・・・。

いつしか体力は衰え、もはや何かをする気力すらなく、ボクは「もうどうなってもいい!!」・・・と、言わば消極的な自殺願望に身を任せ、命を繋ぐ残りわずかな意志の欠片を今まさに手放さんとする寸前・・・。

・・・の、はずだった。

おそらく・・・。

アパートの独り暮らしをしている老人の死ってのは、こんなもんなんだろうな。

だって・・・。

未来・・・そう・・・。向かうべき道が、目指すべき光が既にないんだもの・・・。

ウフフ・・・。

だけど、おかしなもんだ・・・。

こんな状態にありながらも・・・。否、むしろこんな状態にあるゆえになのか、ボクの胸の内に巣食う何かが、むずむずと抵抗を始めやがる・・・。

こう・・・上手く言えないんだけれど、もしかしたら、これが生存本能ってやつなんだろうか?

ただし、あまりにもか細過ぎるせいで、身体エネルギーがここまで落ち込んだ今になって初めて、それがようやっと顔を出したって所か・・・。

フフフ・・・。

「生きろ」・・・とでも言うのか?

こんなボクに・・・。

夢も希望も何もない・・・。

このボクに・・・。

この先どうやって・・・。

一体・・・。

何のために・・・?

・・・。

ナ・ン・ノ・タ・メ・ニ!?

(つづく)


★連載再開!!生きながらにして魂を八つ裂きにされるかの如し、のひ太少年の羞恥と煉獄の地獄巡りに終りなどないのでありマス・・・。