A氏、何だか一部で人気があるので、もっと親しみやすくするためにジョニー氏(仮名)と呼ぶ事にイタシマシタ。ちなみに命名の根拠は、彼の顔がジョニー大倉とおすぎとピーコのおすぎを足して二で割った様な風貌だからでありマス。
さて、何故にジョニー氏が余裕ぶっこいてセミ・ホームレス生活なんぞやってられるかと言えば、その秘密はおいおい明かしていくつもりなのであるが、ある時、彼はこう言い放った。
ジョニー「東京で飢え死にする人は居マセンよ。」
「言うよね~!!」・・・と私。
そこで今回は特別に、私が徹底取材した彼の生活(主に食)スケジュールを、皆様にもお教えしようと思う。
日曜日。午前:教会。夕方:新宿中央公園。
月曜日。夕方:新宿中央公園。
火曜日。午前:代々木公園。
水曜日。朝:教会。夕方:教会。
木曜日。昼:代々木公園。
金曜日。夕方:池袋某所。
土曜日。夕方:渋谷某所。
上記、教会以外はすべて炊き出し系の食事配布行事。なお教会には、行けば食事にありつける所と、一時間程ありがたいお話を聞いたりそれをみんなで復唱した後にやっと飯にありつける所とがあるらしい。
また、小銭がある時は深夜のネット喫茶でシャワーを浴びるジョニー氏だが、とある教会では一日数十人限定でシャワーを貸し出してもいるそうで、二日連続の使用は不可だが、そこもたまに利用しているそうだ。
いやしかし、これなら確かに飢え死にするって事はないよな~。
でもジョニー氏、こうも付け加えた。
ジョニー「これぢゃ足りないよね。」
・・・と。
そこでジョニー氏、“拾い”をやって小銭稼ぎをする事により、その不足分を補う訳だが、それですべて良しと言う訳ではなく、一番問題となってくるのは、やはり寝泊りする住居であろう。
特に、寒い冬は・・・。
ジョニー氏、夜は一体どこで寝てるのか?
そんな素朴な疑問を初めとしたジョニー伝説の数々、そしてまた、物欲を満たす事のみを求めて生きた亡者の如きレコード・コレクターとしての日々と、その後の波乱万丈な転落地獄の人生絵巻の一部始終・・・。
いつかまた、その全貌を語る日も来るであろう・・・。
(第一部・完)
★書かねばならない音楽ネタが溜まっているため、当連載は一旦休止させて頂きマス。m(_)m
「ホームレス中学生」に便乗して「セミ・ホームレス中年」って本でも書こうかな。・・・って、そんなの売れね~か。