Mr.エレクトの独り言 禁未来小説「ドラへもん」その90「ある朝の再会」の巻

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

禁未来小説「ドラへもん」その90「ある朝の再会」の巻

新学期第一日目。・・・その朝。

ボクはなかなか寝付けず、しかも眠りについたと思うや、ずいぶん早くに目を覚ましてしまった。

もういいや。顔でも洗おう・・・。そう思い、ボクは階段を下りていった。

すると・・・。

キッチンから、トントンと包丁の音がする。

パパったら、昨日の晩御飯だけぢゃなく、こんなに早くから朝食の支度をしてくれてるのかな?

そう思いつつ、洗面所に向かったボクは驚いた!!

「おう!!のひ太か。どうした?今日はえらく早いぢゃないか。そうか!!今日から新学期だってんで張り切ってるんだな。」

何と、そこには既にパパが居るではないか!!

・・・って事は?

もしや!!

もしや!!・・・あれはもしかしてママ!?そうだ!!ママが帰ってきてくれたのかも!!

パパ「そうそう、それでな、のひ太。実は今日から・・・。」

・・・と、パパが口を開くか開かぬうちに、ボクはキッチンへ急いだ!!

そして、慌ててドアを開けた。

「マ・・・!!」

・・・ち・違う!!これはママぢゃない!!

見ると、そこに立っていた人物が、振り返ってこう言った。

「あらあら、のひ太サン。今日はお早いお目覚めで。」

・・・そこに居たのは、あの忌まわしきネコ型ロボット“ドラへもん”の女性版・・・すなわち、いつぞやボクを懲らしめにやって来た、ドラへもんの妹“ドウラミちゃん”であった。

「何で!!何でお前が!!」

だけど、その疑問はすぐに解けた・・・。

パパ曰く、そいつは、これからはボクにきちんとした食事をさせるために雇った家政婦ロボットだそうで、ドウラミちゃんとは同型なれど別のロボットであるとの事。

しかも・・・しかもだ。今回の家政婦ロボットのパーソナリティ設定は、ボクのおばあちゃん・・・つまりパパの母親でありボクの祖母の性格をインプットしているらしい。

おばあちゃん・・・。

ボクは、おばあちゃんが生きていた頃、すなわちボクの幼少期における数々の出来事を思い出さずには居られなかった。

(つづく)