そもそも・・・。
ロボットなんかに人間の教育係をやらせようって事自体が間違いなんだ!!
それがすべての・・・ボクの人生をメチャクチャにした諸悪の根源さ。
だからボクはその逆に、ドレミの奴に対して、ロボットは人間に絶対服従する奴隷の様な存在であるべきだって事を、徹底的に教えこんでやるんだ!!
ウフフ・・・。現在製作中の、この装置が完成すれば・・・。
ドレミが時折見せる悲しそうな表情や素振りなんて、ただ単に人間にプログラミングされただけの表面的かつ機械的なリアクションに過ぎないんだって事を証明してやる。
そして何より、あいつの善人ぶった仮面の、その化けの皮をひっぺがしてやるんだ!!
・・・かくて、決行の日は来た。
ボクは学校から帰ると、すぐにドレミを呼びつけた。
のひ太「おい!!ちょっと来い!!」
ドレミ「なんでございましょう、のひ太様。」
のひ太「フン!!いつまでそうやって上品にしていられるかな?」
ドレミ「ええっ!?それは一体・・・。」
のひ太「おまえ!!ボクがあれほど言ったのに、またカレーに大きな人参入れたろ!!」
ドレミ「そんな・・・それはレシピの方が元々そうなっておりマスので・・・。」
のひ太「うるさいうるさいうるさい~!!ごちゃごちゃ言い訳すんな~!!」
そしてボクは、とある機械を取り出した。
ジャ~ン!!
のひ太「フフフ・・・ドレミ君、これはボクが先週末に秋葉原で必要な部品を仕入れ、コンビニでも買えるある品物を改造して作った、超特製のお仕置き機だよ。」
ボクは、その機械の両端に取り付けられたコードの先のスティックを左右の手に持ち、それぞれの先端部分をゆっくりと近づけた・・・と、その瞬間!!
バチバチッ!!・・・と大きな音がしたかと思うや、近づけたスティックの先からもの凄い火花が飛び散った。
そう・・・ボクはドレミを更にいたぶるために、高電圧発生装置・・・すなわちスタ○ガンの様なものを自作したのであった。
のひ太「ウヒヒ・・・イヒヒヒヒ・・・さあて、どこから責めるとしようかな~!!」
ドレミ「ああ!!そんな・・・!!」
(つづく)