Mr.エレクトの独り言 接客業
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Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

接客業

ある日の出来事。

午後三時過ぎ、日曜日なのだが郵送しなければいけないものがあり、高層ビル街にある本局まで、郵便物を出しに行った。

ところが、ちょうど混み合う時間なのか、約20人の長蛇の列。

カウンターでは三人の局員が対応している。

そして、ようやっと自分の順番が廻ってきたので、一番右のカウンターへ荷物を差し出す。

遅くはない。・・・作業のスピードは決して遅くはないが、何?あのめんどくさそうな態度!?

次に、夕方の店番交代まで時間を潰そうと、近くのネット喫茶へ。

・・・廃業してる!!

思えば、前店長がやめてからと言うもの、店員のおしゃべりがうるさい店になってしまっていたが、実は先週、最後にこの店に行った時、会計カウンターを離れてオープン席のテーブルで友人らしき人間と漫画読んだり駄弁ったりしている店員のあまりのやる気のなさに、「この店、もう長くないな」と直感したのだが、こんなに早くなくなってしまうとは・・・。

そこでやむを得ず、いつも少し遠出する甲州街道沿いやJR新宿南口方面ではなく、店から一番近い店を新規開拓しようと、うちからは線路を隔てたその反対側である、西武新宿駅付近をうろうろ。

しかし、この辺りも一軒廃業している店がアリ、しかも家賃が高いせいかオープン席ばかりの店が多い。

二軒目に、オープン席がメインではあるものの、壁際の席を板で無理矢理仕切っただけの、まるで閉ぢ込められているかの如き個室のある店に入る。

カウンターには、まだ仕事に慣れてない受付の女性がおり、システムに関してちゃんと説明してもらえなかったが、しばし待たされた後、個室(って言うか・・・)に入る。

すると、先程まで店内の環境をこまめに気遣ってた感のある男性店員が、その女性店員と会話し始めた。

だがそれは、たわいのない暇つぶしのおしゃべりなどではなく、マニュアルには書いてないであろう接客時における来店客に対する気配りのイロハを伝授する行為であったのだ。

一時は、まさしく犬小屋みたいな超窮屈な個室に放りこまれ、貧乏な家庭の子供に拾われた子犬の様な心境で我が身の不遇を嘆いていた私であったが・・・。

その一件で、何となく救われた気分になったと言う事は、言うまでもない。(←言ってるが・・・)

(おしまい)