好きなバンドやアーティストが、駄目になるのを見るのは悲しいものだ。やめてしまったり、解散してしまうのも悲しいが、それ以上に、明らかにつまらなくなる、レベルが落ちる、否、意識的に下げるのを見るのは・・・。
始めた頃は、皆、情熱的で、輝いているのに・・・。後になって、自分が若い頃に作った歌を聴いてみろ。嫌な大人になりたくない・・・と、歌った自分が、今や、その、嫌な大人の仲間入り・・・。なんて、笑い話にもならないよ。
結局、目標が小さ過ぎるからだよね。ちょっと人気者になりたいとか、ちょっとお金が欲しいとか、そんなんだったら、なりふり構わず、最初からカッコつけなきゃ良いのに。森で遭難した時、遠くの建物目指して常に歩けば、いつかはたどり着く可能性も無きにしもあらず。でも、目先の目印ばっか目指してたら、いつまでたってもたどり着くどころか、ここが自分の居場所、行き場所、安息の地だと思い込み、死の宣告にも等しい、求刑ならぬ休憩ばっかり。とりあえず身近な友達、とりあえず手近な異性(or同性)、とりあえず結婚、とりあえず就職、とりあえず安心、とりあえず満足、とりあえず満腹。とりあえず臨終。
足りないよ。人生は短すぎるよ。なのに、もう棺桶に足つっこんでどうすんだ。死人の歌う歌では癒されないよ。冒険心、探求心、闘争心、挑戦、追求、何も無い。自分が死んでいるのにさえ気づかない。
堕落してしまうアーティストを許すな!!闘い続けるアーティストを支援せよ!!
どこが良くて、何が好きで、そのアーティストを好きになったのか、忘れたのかよ。
本当は、誰でも良かったのかい?