Mr.エレクトの独り言 禁未来小説「ドラへもん」その114「負け犬のつぶやき」の巻

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

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禁未来小説「ドラへもん」その114「負け犬のつぶやき」の巻

ナチコ先生は「今日は挨拶だけにしとくわネ」と、ボクを解放してくれた。

それにしても・・・。

今日は、何て長い一日だったんだろうか・・・。

女教師ナチコが赴任した、その記念すべき第一日目が、まさかボクの魂の命日になろうとは・・・。

何にせよ、これで完全に失われた・・・。

あの悪趣味かつ残酷極まりない選民ゲームによって、ボクの・・・何の取り柄もないこのボクの自尊心の最後のひとかけらは、あっけなく砕け散ったのさ。

これまでは何とか誤魔化す事も出来てた。

教室内を見渡して、あいつは頭が悪い、あいつは顔が変、あいつは性格が最悪・・・と、クラスメートの欠点をそれぞれ無理にでも探し出しあげつらって・・・。

そうやって、あいつらを見下す事で、ボクはかろうぢて自分の誇りを保ってたんだ。

その瞬間、そう・・・その一瞬、ボクはまるで自分が偉くなった様な気分に浸れるのさ。

アハハハハ・・・お笑い草だよ!!

そんなボク自身には、他人に誇れるものなんか何一つありゃしないって言うのにさ!!

ウフ・・・フ・フ・フ。

だけど、それももう、すべて終わりさ!!

だって、最下位だぜ!!

それも、自分を選んでくれる相手すら居ない!!

このボクが、あのトロヲ以下だってんだから!!

ウフフ・・・ウフフフフ・・・。

これが笑わずにおらりょうか!!

相応しい・・・。

これがボクに、最も相応しい結末なのさ!!

正体を現したのはナチコ先生の方ぢゃなく、惨めでブザマなボクの本当の姿さ!!

いつもは目立たない様に、静かに大人しく暮らしていたけど・・・。

ボクはまるで、太陽の下に引きずり出された醜いドブネズミさ!!

ホントは汚れた下水道がお似合いなのさ!!

うんにゃ!!違う!!

ボクは・・・ボクは・・・。

ドブネズミ以下・・・否!!

さしずめ・・・そう、地面を這いずるミミズ以下の存在なんだ!!

そして・・・それもこれも、みんなあいつらのせいだ!!

甲斐性なしのパパ!

子育てを放棄して家を出たママ!!

能無しロボットのドラへもんにドウラミちゃんその他・・・。

そして・・・そして・・・。

女教師ナチコ!!・・・オマエだ!!

ボクは・・・ボクは、今日の出来事を一生忘れないぞ!!

絶対に、絶対に仕返ししてやる!!

あの偽善者め!!

ボクを「真人間にする」だと~!!

冗談ぢゃない!!偉そうに!!

誰がナチコなんかに、誰がロボットの遺志を継ぐ教師なんかに服従するものか!!

そっちがそう出るなら、ボクにも考えがあるぞ!!

そうさ!!ボクは、もっともっと駄目人間になってやる!!

そして、極めつけの人間の屑になってやるんだ!!

これこそが、ボクに残された最後のプライドさ!!

ボクがボクであるために、ボクはナチコに反逆し続けてやる!!

あんな教師の言いなりになんかならない!!

キィ~~~!!

コノウラミ・・・ハラサデ・・・。

(つづく)
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