Mr.エレクトの独り言 来生たかお

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

来生たかお

え~・・・つい先日も、有名なアニメ・ソングをいくつか取り上げマシタが、私は何も、マイナーなものやアングラなものばかりが好きな訳ではありマセン。

よって、今回は来生たかお(有名人ゆえ敬称略)について語ってみたいと思いマス。

・・・とは言え、そもそもレコードやCDを集めている訳でもないし、当店の在庫に2枚組の1枚が欠けたCDが転がってるので、それをたまに聴く程度なのでありマスが、これがまあ、やっぱ良い曲ばっかな訳デスよ。

「はぐれそうな天使」
これは、後にあみんの片割れがカヴァーしてヒットする曲で、来生たかおの楽曲は殆ど実姉である来生えつこが作詞してるんだけど、これがまた非常に秀逸。「恋したら 騒がしい風が吹き はぐれそうな天使が 私のまわりであわててる 恋したら 雲の流れも速く はぐれそうな心が あわててる」とか、う~む、これには参った!!

「セカンド・ラブ」
ご存知、中森明菜のヒット曲。う~む・・・これも歌詞が素晴らし過ぎるのだが、切なくメロウな楽曲と地味とも呼べる来生の歌唱が、姉のイマジネーション豊かな詩によって、まるで映像を見ているかの様な錯覚さえ起こさせる訳デスが、まさしく最強のコンビネーションと言えましょうか。

「シルエット・ロマンス」
大橋純子への提供曲で、これまた情景が目に浮かぶ歌詞と、青白い炎がゆらめきながら静かに燃え上がる様が伝わってくる様な素晴らしい作品でありマス。実は当時、甲斐よしひろがNHK-FM「サウンド・ストリート」における「カラオケ大会」でカヴァーしてべた褒めしてて、それがきっかけで、自分も来生たかおに注目する様になった訳なのデス。

以上、とりあえず3曲のみ紹介させて頂きマシタが・・・。

それにしても、見かけは冴えないオヤジとしか形容しようのない来生氏でありマスが、人が持ち得る根源美とも呼ぶべき本質的な善性に訴えかける作品の数々には、氏の美学と言うか美意識と言うか、美に対する敬慕の念と奉仕の精神を感じずにはおれマセン。

また、当時であればニュー・ミュージックもしくはシティ・ポップと呼ばれるジャンルに属する氏の音楽は、ともすれば軟弱であるだとか軽薄であるだとかの非難を受ける事もある訳デスが、それぞれの楽曲を創作する際に注がれたであろう時間や労力及び真摯な姿勢を、所属するジャンルやカテゴリー及び人気や知名度にあぐらをかいてる様な人達には是非とも見習って頂きたい所。

・・・もっとも、来生たかおは人気も知名度もありマスけどね。

何にせよ、求めるものの本質を、どこまで突き詰め練り上げる事が出来るか、そしてそのためにどれほど自己の人生(時間と情熱)を捧げ尽くす事が出来るか、問題はただそれだけデスよ。

正しいベクトルx費やした時間=質の向上。

ゆえに、もし仮に現時点において合格点をあげられないにしても、そちらに向かって歩む人を、私は応援したいと考える次第なのでありマス。

マイナーかメジャーか、売れてるのか売れてないのか、自分にとってそんなものは作品の質や人間の本質とは無関係な事柄なのデス。

その一例として、今回は来生たかおを取り上げさせて頂きマシタ。(^^)

最後に、これは以前にも申しマシタが、対象となるその人物が「誰に頭をなでてもらいたいと考えているのか?」・・・それこそが人間を観察する時の、私の確固たる判断基準の一つなのでありマス。