Mr.エレクトの独り言 「真面目に生きる事」

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

「真面目に生きる事」

法キングのオッサンが、「死後の世界は無い」と発言したそうで・・・。

その考えに関しては、私も同意するものである。

ただし、「何故この時期に?」と言う点を考えるに、色々な妄想(仮説)が私には思い浮かんでしまうのだ。

これはもしや、「死への恐怖」を増幅させて人々の不安や混乱を煽ろうとの意図があるのか?・・・などと。

しかるに、その反対に、「死後の世界は無い」からこそ、「如何に生きるか?」と言う事が更に問われて行く事になるのではないか?・・・とも。

そしてまた、悪事を為す者は「地獄なんか無い」って事を良く知っており、それに比べて私達は、「悪い事をしたら地獄に堕ちる」と洗脳されてしまっているのだとも考えられる。

しかしまた、かと言って「悪い事をしても良い」との考えを全面的に認めて、殺される側にまわる訳にも行かないがゆえに、問題は「何を悪い事であると定義するか」って事になるであろうか。

例えば、狂信的な宗教の信者は「天国に行く」ために「人殺し」をしたりもする訳で・・・。

よって、問題となるのは「正義の範囲」なのであろうと思われる。

例を挙げれば、自分独りの利益しか考えない人間も居れば、自分と自分の家族を守るために他人を蹴落として出世しようとする人間も居るし、自分と自分の所属する組織を守るために敵対する人間を平気で殺せる人間も居る・・・と。

そしてその範囲の広さも重要だが、その線引きが明確であればある程、その範囲外の者に対して容赦なく振舞えるのではないだろうか。

実際、私達も猫ちゃんを平気で殺したりはしないけど、害虫は情け容赦無くぶち殺す訳なのだから・・・。

また更に言えば、いくら良心があるからと言っても、見ず知らずの恵まれない人に毎日寄付ばっかしてたら、自分の家族や、自分すらも守れなくなってしまう訳で・・・。

そう言う意味においては、実は私達の様な「意識的に大きな悪を為さない者」の方が、「守るべき範囲を明確にしない」分、「生きる事に対して不真面目」なのではないか?・・・とも考えてみたりなんかして。

しかるに、いずれにせよ「喜んで殺される」訳にも行かないので、その様な「守るべき範囲外の者に対してはどこまでも残酷になれる人達」に対して、「生きている限りは抵抗し続ける事」こそが、弱者の立場に置かれた私達にとっての「弱肉強食の世にあってなお、真面目に生きようとする事」なのではないのか?・・・とも。

・・・否、「真面目に生きる」と言うよりは、「生きる事に対して真面目かどうか?」とでも言い換えるべきであろうか。

すなわち、「自分の外にある基準」に対して疑問も持たず、ひれ伏したり言いなりになると言った「勤勉さや従順さ」を指す「真面目さ」ではなく・・・。

ましてや「現実逃避と思考停止と他力本願の果てに他人の価値観に依存する」訳でもなければ、「特定の誰かのみに都合の良い価値観を押し付けられ、盲目的にそれを受け入れる」訳でもなく・・・。

あくまでも「自らの内にある、生きようとする欲求なり生き続ける事を欲する気持ち」に対して、自分自身がどれだけ真剣に向き合っているかどうか?

・・・それこそが、最も重要なのではないだろうか。

権力者や既得権益者は、それらと真剣に向き合い、そのために「自分の考える正義の範囲外」の者を皆殺しにしてまでも、それを為し遂げようとしている・・・つまり彼らは「自分(達)が生きる事に対して、冷酷とさえ呼べる程に徹底的に真面目」なのである。

そこには、私達の様な「生ぬるい自己保存や生命維持の欲求」など存在し得ない。

ゆえに、「真剣な悪」に「どっちつかずの正義」が滅ぼされる事など、当然の成り行きでしかないのである。

また、もし仮に私の様な「生ぬるい人間」が権力を手にした所で、それは三日もせぬうちに誰かに取って代わられるであろうし、それこそが、如何に彼ら(権力者や既得権益者)が「生きる事に対して真面目であるのか?」と言う事の証明でもあるのだ。

だからこそ、こちら側(持たざるがゆえに虐げられる運命にある存在)の私達は、もっと真剣に「自分が生きる事」に対して向きあわなければいけないのである。

・・・否、それは単に私の個人的な考えに過ぎぬゆえ、誰かに強制出来る事ではない。

ただ、日本がこの様な状況に陥った現在、そして「死後の世界は無い」のであるとするならば・・・。

今こそ私達は、「真面目に生きる事」に対して、真剣に向き合う必要があるのではないか?・・・と、私は考える次第なのだ。

刹那的な欲望を満たしてくれるTVや娯楽に夢中になり、「生きる事に対して真剣に向き合う事」を怠ったツケが、日本のこの惨状を生んだのではないだろうか?

私自身、大いなる自戒も込めて、それをここに記しておくものとしたい。