Mr.エレクトの独り言 「怠け者、喰うべからず」

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

「怠け者、喰うべからず」

当ブログではしつこく何度も述べておりマスが、「働かざる者、喰うべからず」と言うのは、ある意味正しく、またある意味では間違った言葉でありマス。

・・・と言うか、これは自覚無き奴隷をもっとコキ使うために流布された詭弁に過ぎない・・・と言った方が正しいでしょう。

事実、「働かざる者も(資産を運用する事で)喰っている」・・・否、「働かざる者が(その資産を運用する事で、働く者から搾取して)喰っている」と言うのが、この世の現実ではないでしょうか。

本来、「喰うべからず」なのは「怠け者」であるべきであり、にも関わらず「働き者」ですら喰えなくなる現状とは、一体どう言う訳なのか?

そもそも、現在日本が不景気なのも、消費者が「買わない」のではなく、「買えない」のが、その真相。

更に言えば、「怠け者」だからお金を得られなくて「買えない」のではなく、「働き者」であるにも関わらず仕事が得られないだとか、働けど働けど賃金が少ないゆえに、「買えない」のがその実状であろう。

そう、生産者や製造者も労働者同様に消費者であり、もっともっと働き、もっともっと販売してお金を得て、彼ら自身も、もっともっと必要なものを買いたいのである。

しかるに、それらすなわち労働と商品とを交換するための“貨幣”が足りないがために、働きたくとも働けず、作りたくとも作れず、買いたくとも買えない状況が続いているのだ。

これを人体で例えるならば、生命力はあるのに、その動力源である飯を喰わないか、もしくは血流を止められている様なもの。

生命力も欲もない・・・つまり、真面目に働く気のない怠け者であればともかく、こんな状態では景気どころか活気さえも失われゆくのは当然であろう。

ましてや、そんな状況の中、消費税を上げようなどとは何たる愚策・・・否、これを破壊工作と言わずして何と言えば良いのか!!

今すべきなのは、作りたい者と働きたい者、そして売りたい者と買いたい者との関係性を、円滑かつ活発に促進する事であるはず。

・・・とは言えもっとも、EU崩壊同様、これらは「さんざん困らせてから、自らの意志で従属させる」と言った、既得権益者の経済計画の一環でしかない。

あちらはあちらで、何者かが意図的に血流を止め、経済を崩壊させるだけ崩壊させたその後に、救世主面して登場したIMFが君臨・支配すると言う仕掛け。

国民の批判を浴び、罪を被って生贄となるのは、いつでも首のすげ替えが(国民の手によってでさえ可能な)政治家のみ。

罪も問われず罰も受けず、国民の首を、そして血管を締め上げ続けているのは誰か?

“貨幣”とは、異なる価値のものをスムーズに交換するためにあるものであり、言うなれば働き者と働き者とが共にその成果を交換(共有及び分配)するためにあるもの。

そしてそれは、怠け者に飯を喰わせるためのものでも無ければ、ましてや身分不相応な権力を与えるものであってはならない。

それらを踏まえた上でならば、「働かざる者、喰うべからず」も正しい。

そもそも、どこをどう考えても、人間が大地と自然の力を借りつつ時間をかけて栽培した作物や、人間が編み出した技術と労力の結晶たる工芸製品よりも、“物々交換券”に過ぎない紙切れの方が“力”や“価値”を持つなどとは、まともな発想では到底あり得ない。

よって、これからは「働かざる者、喰うべからず」などと言った詭弁を弄し、貧しさの原因はまるで本人の自己責任によるものだけであるかの様な風潮を作り出し、不景気の元凶である歪な社会構造を直視・改善する事から目を逸らさせようとする事は即刻やめて頂きたい。

ゆえに、敢えて言うなれば、やはり「怠け者、喰うべからず」であろうか。

資産を運用して人々から冨を搾取するしか能の無い怠け者は、紙幣や貨幣でもかじって飢えを凌げば良いのだ。

国民に幸福と安定をもたらすのであれば、“独裁”も決して悪くない。

悪いのは、国民に不幸と不安をもたらす、怠け者による“独占”と言う行為なのである。