過去、マスコミが持ち上げた人間をリーダーにして、日本が良くなった事があっただろうか?
“橋の下”の“小さな泉”に、二匹目のどじょうは居るのか否か?
ところで、マスコミのご主人様は、私達視聴者などではなく、スポンサーたる大手企業である。
よって、彼らはスポンサーには逆らえない(逆らわない)。
・・・とは言え、大手企業が自腹を切って広告代を捻出しているはずなど毛頭なく、それらは販売価格に上乗せされるか、本来従業員に支払われるべき正当な賃金を削るかもしくは派遣社員を使う事で浮かせたお金、すなわち、私達国民の財布から抜き取られているに過ぎないのだ。
また、大手企業にとって逆らえないものとは、行政府(行政機関)の役人である。
法律や規制の基準を曖昧にしておく事によって彼ら役人には裁量権なる権限が生まれ、その力を行使する事で大手企業やマスコミを自分達の管轄下(支配下)に置くのだ。
彼らにとって重要なのは、国民の健康や幸福ではなく、国民から如何に冨を吸い上げるか?と言う点に尽きる。
もちろん、組織内にまともな人も大勢居るだろうが、自浄作用が無い以上、その人達も見て見ぬ振りの共犯者と呼ばれても仕方ないであろう。
本来は、国民の信託を受けた政治家が、彼ら役人の能力や労力を正しい目的に使わせる役目を負うべきなのだが、三権分立が正常に機能していない日本においては、役人の傀儡とならない政治家は、マスコミや司法によって排除される仕組み。
そもそも、大臣などと言うポスト自体が、大した権限も発揮出来ないくせに責任だけは取らされる、言わば首の挿げ替え用とでも呼ぶべき、まさしくスケープ・ゴート的存在。
責任の伴わない権力が存在し得る現実、それこそがすべての元凶である。
ただ(無料)より高いものは無いと言うが・・・。
自己保身と利益追求のために、ある特定の勢力にのみ都合の良い報道をたれ流すマスコミは、その影響力が大きいだけに有害であり有罪である。
ゆえに、マスコミが過剰に持ち上げる人間は「信用に値しない」と考える方が、とりあえずは無難であろう。