昨日紹介した同映画だが、後から考えると、色々と腑に落ちない点もいくつかあった。
まずは、誤誘導の最たるものであるユ○ヤ問題を否定している点は良いのだが、ロスチャイルド家、ロックフェラー家、モルガン家等を並列に語っている所。
歴史を紐解けば自明なのだが、ロックフェラー家やモルガン家は、ロスチャイルドの代理人に過ぎず、巷で言われるロスVSロック対立論は撹乱情報である事が既に判明している。
また、元々はゲットーに住む両替商に過ぎなかった初代ロスチャイルドが、キリスト教では禁止されている利子を取る行為(=金融業)によって資産を拡大し、欧州の貴族階級との政略結婚によって親族関係を結び、現在の地位にあると言うのが現状であるからして・・・。
あくまでも国際金融資本をメインとし、石油資本や多国籍企業にも触れてはいるものの、ビルダーバーグ会議出席者を見れば明らかである様に、欧州の貴族階級や王室関係に関して一切言及しないと言うのは如何にも不自然ではなかろうか?
更には、キャッシュレス社会・・・すなわち、数字や番号によって今よりもっと人々を管理・支配しやすくする計画もあるとの噂もあるゆえ・・・。
よって、おそらくこれは、貨幣制度(及びFRB)を悪役に仕立て上げる事で、キャッシュレス化=電子マネー等を導入しやすくすると言った目的が、そこにはあるのかも知れない。
そう考えると、数年前からFRB解体後にドルに代わって使用されるレインボー通貨だのアメロ通貨だのと言った新通貨が既に準備されているなどと言った怪しげな情報も流されていたのだが、その理由はFRB解体が実は規定路線で、それを推し進める事を目的として、この映画を初めとした国際金融業批判が大々的に行なわれているのではなかろうか?・・・とも。
(FRBを知らない方は、ご自分でお調べ下サイ。特に、その成立に関わるアメリカの歴史に関してを。)
事実、今年に入り、FRBのバーナンキ議長を初め、金融機関のトップの辞任が320件もに達すると言うニュースもあったのだ。
要するに、これらは国際金融業界崩壊の序章として一見喜ばしい事の様にも思えるのだが、実際にはFRB解体を初め、すべてシナリオ通りの出来事なのではないか?・・・とも考えられるのである。
やつらの手口に、「90パーセントの真実に10パーセントの嘘(毒)を紛れ込ませる」と言うものがあり、これがまさにそれなのかも知れない。
いずれにせよ、真の解決を得るまでは、決して油断は禁物である。
特に、喜ばしい情報や、安堵をもたらす情報には充分気をつけるべきであろう。
“人間の悪意”を甘く見てはいけない。
“信じる”ためには、すべてを“疑う”必要があるのだ。