その日の食卓。またもや、ボクは爆発した。
のひ太「もう!!パパもママもいい加減にしてよ!!こんな下品なロボ公ならぬドラ公なんか、早く追い出してよ!!」
パパ「おいおい、のひ太。どうした?また、そんな大声出して。お前らしくないぞ。」
ママ「そうよ~。のひチャンたら、最近、反抗期かしらね~?」
のひ太「反抗も何も、皆、コイツ(ドラヘもん)のせいだよ!!」
パパ「まあまあ落ち着きなさい、のひ太。」
のひ太「もう!!優柔不断なパパも、子供の気持ちを察しないママも、大嫌いだよ!!」
そのセリフに、ドラヘもんが反応した。
ドラヘもん「おりゃ~!!こん、のひ太のクソガキャ~!!おめえ、パパやママになんて事言うんや!!それが生みの親に対して使う言葉か~!!」
のひ太「うるさ~い!!外野は黙ってろ~!!」
ドラヘもん「何やと~!!こんガキャー!!わしらロボットはのう、アシモフのロボット三原則っちゅうて、創造主には絶対逆らっちゃいけねえっちゅう、掟があるんや。それをおめえは、てめえをこの世に産んでくれた上に、その駄目人間ぶりにも関わらず、三度のメシを喰わせて育ててくれとる両親に対し、何て事言いやがる!!」
のひ太「うるさいうるさいうるさい~!!ボクはロボットぢゃ無いんだ!!ボクは、ボクは、ボクは・・・人間なんだ!!」
ボクは、泣きながら二階に駆け上がると、そのママ、布団に潜り込んだ。ドラヘもんに言われるまでも無く、生まれてこの方、ボクがパパやママにここまで反抗したのは初めての事だった。その日は、ショック団との一件があった事もあるが、溜めていた本心と怒りをぶちまけ、よほど疲れたのか、ボクはそのママ眠りに落ちた・・・。
そして、深夜に目を醒ましたボクに、ボクの人生を狂わせるに足る、破滅への決定的な瞬間が訪れる・・・。
(つづく)
★ついに、ドラヘもんを引き金とした、家族ウォーが勃発!!その時、パパは?ママは?そしてドラヘもんは?・・・平和な一家を突然襲う、家族崩壊の危機!!次回、更なる地獄がのひ太を待つ!?