Mr.エレクトの独り言 返答

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

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返答

先日、最近知り合った著名なライターの方とお会いし、’80年代初頭のパンク~ハードコアについて語りあっていたのだが、たまたま、その喫茶店内の隣の席に、音楽関係のフリー・ペーパーを作成している女性が居合わせ、私達は声をかけられた。

リップクリームを知っていると言うから、「唇に塗る方では?」とふざけた返答をした私ではあったが、それよりも、ヤバイ会話はしていなかったと言う事で、私達は一安心した。

まさに「壁に耳あり」である・・・。

頂いたフリー・ペーパーは、既に116号を数えており、ガーゼの消毒GIGも真っ青な持続力であるが、後程頂いたメールに掲載されていた、過去のライヴ・レビューに、間章(あいだあきら)の名があった。

間章と言えば、超有名な音楽評論家で、私も、その名前くらい知っていたが、数ヶ月前、私は、「間章って、今、何してるの?」と、知人に大真面目な顔をして質問し、大いにあきれられたものである。(間章は、20年以上前に死んでいるのだった。てへへ・・・。)

そんな折、某古書店にて間章の著作2冊を発見。ずいぶん分厚い本なのに、定価3800円の方が500円、5000円の方が600円と、えらく安い。もちろん速攻で購入。時間の空いている時(トイレに入っている時くらいか・・・)に、少しずつ読んでいる。

しかし、間のオッサン、何とも小難しい言い回しをしやがるぜ。・・・とは言え、昔ならば、きっと、意味不明だったろう事も、今ではおぼろげに解る様な気になってみたりもする。

私も、この歳になってやっと、間のオッサン・・・、否、こう言う小難しいオッサンに対して、親しみが湧いて来たって所だろうか。

(私も充分、小難しいのであろうが・・・。)

つまる所、人は誰しも、返事を求める生き物なのだ。

他者からの返答によって、自己の生存、及び形状を確認するために、人は声を発するのである。

ゆえに、おそらくは、常軌を逸したキチガイでさえ、架空の返事を耳にしているのだと想像される。

よって、誰からも返事が無いと言う事は、自己の実存、及び価値を疑うに、余りある仕打ちであると言う事は、否定しえない事実ではある。
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