Mr.エレクトの独り言 「音楽業界改革論」①
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Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

「音楽業界改革論」①

・・・て言うか、「音楽を演る側は、リスナーより音楽を好きでなければならない。」と言うのが、昔からの私の持論である。

とは言え、「文句を言うなら手前で演れ」と言う意見にも同意出来るので、聴くべき音楽がなくなったら、自分で演るしかない訳であるが、とりあえず今の所は、何とか、その必要は無い様である。

ところで、話を元に戻すが、音楽を好きで、音楽を演りたい人間こそ、もっと音楽を演れる環境を得なければならないと、私は常々思っている。ただし、苦言を呈すならば、「音楽を好き」と言う事は、「音楽を大事にする」と言う事であり、「音楽に出来る限りの時間と労力を注ぐ」と言う事であるからして、「音楽を気軽に楽しむ」事や、「音楽を何かの道具にする」事とは、全く意味が違うので、その辺、誤解しないでもらいたい。

さて、では本題に入ろう。要するに、私が言いたい事は、音楽よりお金の方が好きな・・・ちゅうか、(お金は単に、欲しいモノを得るための手段に過ぎぬゆえ、)音楽より他にもっと好きな事がある奴は、音楽を、何か他のモノを手に入れるための手段になどせず、目的となるものをダイレクトに手に入れるための仕事をやれと言いたい。

外車に乗りたい奴は外車のディーラーにでもなれば、一般消費者より安く外車が手に入るし、豪邸に住みたければ、大工になれって事だ。

・・・とまあ、それは、かなりの暴論である事は充分自覚しているが、要するに、他のモノを手に入れるために音楽を演る人間が後を絶たない理由は、音楽によってお金を得る事が出来る事からであり、そもそも、それが諸悪の根元なのである。仮に、音楽でお金を得る事が禁ぢられれば、音楽よりお金(あるいは他のもの)が好きな人間達によって、音楽を金儲けの道具にされずに済むはずなのである。

そこで、私の掲げる理想はこうだ。音楽を演る事によって得られる収益とは、更に良い音楽を作るための費用、すなわち、細かい所ではギターの弦代に始まり、楽器代、機材費、スタジオ代、会場レンタル代、etc・・・今後も音楽を演り続けるために必要なアイテムのみを現物支給すべきなのである・・・と。そうすれば、外車を買ったり豪邸に住むために音楽を演る者が居なくなり、もっと自由な環境で音楽を演りたいだとか、もっと良い音楽を作りたいと、本心から切望している人間のみが、生き残るのではないだろうか?

ただし、外車や豪邸を手に入れるために、「本当に良い音楽を作ろう」とか、「本当に人を感動させる曲を書こう」と言うのであれば、それは認める。

問題なのは、お金を稼ぐ(=人をたくさん集める)事の出来る音楽ばかりが、もてはやされる現状と、「良い音楽」を作る事より、「人をたくさん集められる音楽」を、安価なコストで大量生産しようと言う、音楽業界の、商売重視(内容軽視)、利益最優先なやり方なのである。

とは言え、負け犬の遠吠えでは仕方無い。外車や豪邸が好きな人間の方が、“自称音楽好き”よりも、素晴らしい音楽(その価値観も人それぞれだが・・・)を演っているとするなら、これは全く意味の無い話である。

また、“好きである”と言う事は、そんなに簡単に証明出来る事では無い。

先にも述べたが、「音楽を好き」と言う事は、「音楽を大事にする」事であり、「音楽に出来る限りの時間と労力を注ぐ」と言う事、すなわち、音楽に対する“気持ちの度合い”の大きさを指すのである。

音楽を演っている人間は、今一度、考えてもらいたい。「目の前に居る客より、自分は音楽を好きなのかどうか?」を。そして、「音楽よりも外車や豪邸が好きな人間よりも、良い音楽を作っていると、胸を張って言えるのかどうか?」を。

リスナーより音楽好きである事はもちろん、外車や豪邸好きな奴の作る音楽に負けてちゃあ、意味無いぜ。

<余談>ライヴハウスめ!!出演者にノルマを被せれば、客が来なくても金になるからって、誰でも良いから出演させてんぢゃねえぞ!!

私は、演奏力や、作曲能力等の、才能の事を言っているのでは無い。もちろん、それらはあるに越した事は無い。しかし、最も肝心なのは、音楽に対する気持ちなのである。

何に対してであれ、真剣な気持ちと言うものが正しく評価されない世の中なんて、まともな人間にとっては地獄以外の何物でも無いのだ。

(つづく)